HOME



 
岩湧山の花を訪ねて 

sanpo.no.917  22年9月25日(土) 晴一時曇り    


コース:第6駐車場〜中ノ谷・左又〜五つ辻〜ゴヨノ谷〜千石谷〜三ツ合〜砂防ダム〜岩湧山〜急坂の道〜いわわきの道〜四季彩館〜第6駐車場  





 第6駐車場にバイクをおき、中ノ谷にはいる。ここ1〜2年千石谷から消えたコシオガマを探すためだ。林道を遡るが両脇は薮である。やはり植林の草刈がなくなってコシオガマを見つけることはできなかった。
 林道終点から沢伝いに遡る。かすかに足跡が続いている。5mほどの滝を左岸から、設置してあるロープを掴んで巻き上がる。数年前に見たモリアザミ風のアザミに期待したが、見つけられなかった。倒木や薮を超えて行くと谷が3つに分かれる。踏み跡も分からなくなり、谷の真ん中の本流を150mほど遡って見る。倒木や障害となる木をノコギリで片付け進む。十分な足元装備でなく、大きな倒木まで行き引き返す。





真中の尾根の切株に、はげた古い青ビニールテープが。草付きの尾根に這い上がる。尾根の真中を上がって見る。薮も浅くなったのでドンドン這い上がる。他の尾根と合流地点にテープ2本つける。下りの目印だ。20分ほどで広い平坦部に出た。テープを打って先へ進むと、いきなり山道にでた。どこにでるか予想もしていなかったが、トチ谷の山道だった。気分がパッと明るくなった。多少の不安があったのだろうか。五つ辻までは自然林や松林があるが、期待するキノコはなかった。


ゴヨノ谷のサラシナショウマを見に行く。まだ咲く直前だった。去年、仲間が新林道の下の林で大群生地を見つけている。





サラシナショウマの思い出 16.9.28の小雨降る暗い日に、阿弥陀山の植林地に通じる薮道を歩いた時、林の中の奥に、白い穂がたくさん風にゆらぐ。エー! こんなところに!  夢ではない! ともう1回見直すと、目の前がパッと明るくなった。ここにあるとは誰からも聞いていなかったから、見つけてとても嬉しかった。当時は林道もなく、林の中にありなかなか見つけにくい場所だった。



ゴヨノ谷の下りでツリフネソウとミゾソバの大群落が花盛り。そばにはアケボノソウが咲き始めた。





マウンテンサイクルの一団が急坂をこいで上がってくる。声をかけたが苦しそうな返事。千石谷にでる。少なくなったアカバナが咲き始めていた。赤いテープを付けておいた。





タカネハンショウヅルが咲き始めた。




メタカラコウは終盤だ。金剛山にはオタカラコウがあり、岩湧山はメタカラコウと住みわけている。





三ツ合からしばらく下流の砂防ダムのところから岩湧山に向かう。1年ぶりだ。





途中は予想に反して草刈していて助かる。しばらく西に平行に進み、谷を2つ超える。東に大きく折返して作業道は続くが薮になってくる。イナモリソウが大分増えていた。植林の中は薮はない。作業道はあちに走るから、目印のテープを2.3つける。


潅木の薮が続いて平行の作業道が右に続くが、かまわず、真っ直ぐに尾根を上がると明るい山頂のススキが見えだした。




出口の杉の木に赤いテープをつける。





このルートは山頂広場にダイレクトにでる。防火帯のススキの根元に花筒が。この1月に凍死した人のことを思いだした。気分が暗くなった。



山頂広場にはあちこちに6名ほどきていた。





今年のワレモコウは近年になく立派だ。




ススキの中のシオガマギクは満開だった。




シオガマギクの思い出    



ハバヤマボクチ、アキノキリンソウ、シロヨメナが咲き始めた。



急坂の道上部でシコクママコナとテイショウソウが咲き始めていた。いわわきの道にトラバースした。





ヤマアイやミカエリソウの薮だが、間もなく展望台の下にでた。いわわきの道にきたのはアケボノシュスランを見るため。まだつぼみだが間もなくだ。




岩湧寺のシュウカイドウは終盤ながら見事に咲いていた。





千手滝のホトトギスは蕾すら見当たらなかった。今年は咲くのだろうか。


四季彩館では「いきものみっけ」展をやっていた。昆虫や植物のめずしい写真を展示していた。中年の夫婦がトチの枯木に生えたキノコをたくさん持込んできて、キノコの本をめくっていた。ブナシメジのようなキノコだったが・・・・。






 


inserted by FC2 system