翌日朝食前に散歩。ミコさんが早朝歩いた蝶、常念方面の取付きから少し登って見た。 色づき始めた森のキャンプ場から徳澤ロッジや梓川沿いを歩いた。 戻って見ると武やんとツルさんが一人の青年と話をしていた。初日に道を教えた青年だった。無事でよかった。ツルさんが顔を記憶していて分かったそうであるから凄い。仙台から来たこの青年はパノラマコース、屏風の頭、涸沢小屋、北穂、涸沢岳、奥穂高から横尾山荘を回ったというから恐ろしく早いペースである。 |
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仙台の青年
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ゆっくりと朝食をすませて上高地に向かう。小雨が降り始めて徳澤ロッジのテラスでザックカバーやレインスーツをつけたりした。ツルさんが 「ミコやんが早朝の3時頃出発したのではないか」という。今日の天気が崩れ雨予報に蝶ケ岳に向い出発を早めたようだ。もう8時だからそろそろ着く時間だ。仲間と別れて蝶、常念岳、燕岳を周り中房温泉に下る予定と聞く。
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上高地ビジターセンターを1時間ほど見学。上高地や北アルプスの自然を紹介していて見ごたえがあった。ここは上高地に入るとまっ先に寄るとよいだろう。ミコさんからメールが入った。蝶ケ岳ヒュッテに10時過ぎに到着したが、雨風強く今日はここで泊まり明日常念岳に向かうとのこと。 |
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昼頃上高地に着くと大勢のツアー客や高校生の団体などがひしめいていた。五千尺ホテルの食堂で昼飯をすませて混雑する河童橋を渡る。白樺荘がある。50年程前に登山の帰り白樺荘の屋根裏部屋に泊まったことがある。
西糸屋山荘、高校生が吐き出される上高地アルペンホテル、ウエストン碑、清水屋ホテル、上高地温泉ホテルを過ぎると田代橋に近づいた。明神から前穂、吊り尾根から奥穂、天狗の頭方面の大展望が小雨ながら見られたのは幸運だった。田代橋を渡ると赤い屋根が目立つ上高地帝国ホテル。玄関と裏側から眺める。静かな森の中に貫禄のある建物がたたずむ。 |
田代池は六百山や霞沢岳の伏流水が流れ出て養われ、長い年月をかけて湿原になっている。きれいな流れに梅花藻が揺れる。ここも前穂方面の撮影ポイントだ。 |
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20年振りに見る大正池は大分枯木が少なくなり湖面の土砂が増えた気がする。小雨の中に焼岳が小さな噴煙を上げる。人馴れした鴨が湖面を泳いでいた。
大正池バス停から武やんがタクシーの電話を入れると3分位で到着し沢渡に向かった。5人乗りで沢渡まで4000円。運転手さんの話では乗鞍岳の紅葉は霜が降りて全くダメだそうだ。沢渡で白骨温泉に向かうコマネズミさんご夫婦と別れて帰阪につき、大満足の山旅は終了した。
次に来るときは、紅葉の最盛期に周りたい。上高地〜焼岳〜西穂〜奥穂高〜涸沢〜横尾〜上高地が第一希望だ。 |
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