嵯峨谷ノ峰 
922m 
sanpo.no.699  19年12月27日(木) 晴 気温13℃ メンバー5

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「今日からは嵯峨谷ノ峰と古名で呼ぼうよ!南葛城山 」


 この山はクマザサに覆われ独特の景観を呈した静寂の森、来るたびに好きになってきた。訪れる人が少ないのもよい。20年前の古い地図、仲西誠一郎発行の地図に載っている呼び名「嵯峨谷ノ峰」がよく似合う。今日からは「嵯峨谷ノ峰」と呼ぼうかな。南葛城山なんて大阪側から見た名前だろう。和歌山県側からは北側になる。この山の雰囲気が「嵯峨谷ノ峰」の呼び名にふさわしい気がする。



コースタイム:滝畑出合橋8:51〜千石谷〜9:18醤油谷〜11:45御所山12:30〜13:35嵯峨谷ノ峰14:00〜14:26サカモギ谷西尾根〜15:26千石谷〜16:40滝畑出合橋

今日は醤油谷を沢から登り、909m峰から南葛城山に行こうということになった。滝畑に車を留め1時間半ほど林道歩きの末、醤油谷に続く川を渡る。
植林帯を抜け最初の堰堤から沢に入る。少し伏流水の石ころの沢を行くと、小滝が現れ、次々に小滝が続く。
小木が繁茂して歩き難いところは鋸やナタで突破する。2カ月前ハッサクさんが歩いた形跡すらない。彼は沢伝いに歩いたのか?あるいは動物のように小木を押しのけ歩いたのだろうか?
2段の滝が現れた。それぞれ3mほど垂直の滝で倒木などが刺さっている。右岸に巻くひこやん。なおも登れないかと直登するがダメで、左岸のガレ場の藪を巻く。
沢が2又に分かれた。どちらも同じ大きさで迷いそう。磁石を確認し右の沢を行くと、前に2m程のオオバアサガラの木を切った跡が見つかる。
更に暗い枯沢を行くと2又に分かれ左の谷に入る。右岸の上の方に前回歩いた山道が現れた。更に右手に谷を見送った。少し登るともう一つ右手に谷があり、これが南葛城山への最短ルートであろうか。ひこやんの発案で、909m峰に山名板を付けに行くため左にとる。磁石を909m峰に定め一直線に熊笹の急登をつめると地図にない林道に出た。
ここから909m峰はすぐだった。植林の中の雑木の日当たりの良いところがピークになっており、ここが909m峰である。先の台風で杉の木が倒され明るくなっているところで今は雑木が生える。大阪府の水源かん養林の立て札がある。
ひこやんが用意した山名板を付けた。「御所山」だった。近くに御所台ノ森というところがあるから。昼食で、こまねずみさんから「さつまあげ」、わだちゃんから「さつまいもとりんごを煮たもの」を頂き満腹になった。
昼食後少し迷った。磁石を一本杉にセットしていたが、既に一本杉と同じ方向を指す地点まできていたので余計に迷った。その方向はドンドン下りになっていた。後でひこやんのGPSの軌跡を見せて貰うとカマ尾にとる山道を下ったようだ。「方向が違うから引き返そう」地図も磁石も持たないわだちゃんに同意し10分ほど戻った。
868mの醤油谷の取り付きと思われるところを確認し、間もなく一本杉に着いた。
南葛城山山頂では岩登りの師匠のYさんが待っていた。
若い夫婦と一緒だった。シャッターを押して貰った。
わだちゃんが師匠にビールを差し入れ、休んでいる間に三角点を探した。
磁石を頼りにあちこち歩き回り、西に下る山道の途中のクマザサの中にに4等三角点が見つかった。
帰りは師匠の発案で誰もが始めての道を下った。
サカモギ谷とクレン谷の間の尾根。サカモギ谷西尾根とでも呼ぼうか。どちらも深い谷で山道は細い崖道で野趣溢れるところだった。
約1時間で千石谷林道にでた。
今年の締めくくり

 今年は嵯峨谷ノ峰系のクレン谷、サカモギ谷、醤油谷、森ノ谷の4つの谷を歩くことが出来た。特にサカモギ谷の懸垂下降はスリル満点だった。後はソノ谷だけである。また滝畑の3つの岩場の周遊ルートや大谷から根古峰へ、中ノ谷から見晴らしの道へ等も開発した。、野草ではヒメノヤガラ、セッコク、ムヨウラン、シロバナニガナ、シロバナエンレイソウ、ムギラン、ヤマヒョウタンボク等の貴重な野草が見っかった。山行回数は去年より3回多い、153回だった。よう歩いたもんだ。





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