大峰 トサカ尾山〜迷ケ岳〜鉄山 
1119m・1695m・1563m 
sanpo.no.683  19年10月28日(日) 快晴 気温18℃ メンバー3

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「なかなか面白いぞ トサカ尾山〜迷ケ岳〜鉄山縦走 」


コースタイム:川迫ダム6:00〜7:00トサカ尾山出会〜7:36トサカ尾山7:42〜8:02トサカ尾山出会〜10:32迷ケ岳11:20〜11:56修覆山出会〜13:17鉄山〜15:07大川口


ひこやんのGPSルート



中島氏が送ってくれた鳥瞰図




 当初の大川口から〜バリゴヤノ頭〜稲村の予定を変更して、トサカ尾山〜迷ケ岳〜鉄山ルートに挑んだ。このルートは川迫川を挟んでバリゴヤノ頭の対面に対峙する。前日、kissyan、ひこやんと3人で大川口で車中泊。河鹿の里近くの河畔に泊まるつもりだったが、風が強く大川口に移動。前夜祭は小雨模様の中、車と車の間にブルーシートを張って雨を避け、その下で始めた。サンマと魚の干物の焼く臭いが強烈だ。おでんもうまい。一時ひどい雨と風になったがなんとかやり過ごす。

 

翌朝4時20分頃起床。空はどんより雲っているが今日は天気が回復するという。食事をすませ、1台の車で川迫ダム近くに移動した。

6時、砂利採取地あたりから河原に降り、靴を脱いで対岸に渡渉。足が冷たく、足裏が小石で痛い。
少し左岸を下ると山すそに関電の巡視路が見つかる。ここが登山口だ。
関電の巡視路は送水管に沿って急な階段になっている。ポンプ場を過ぎると 山道は一旦はっきりするががけ崩れで途絶える。急な斜面を這い登り山道を見つけてようやく尾根に着く。トサカ尾山出会だ。
トサカ尾山出会から北西にとり、トサカ尾山を目指す。

30分余り尾根伝いに行くと巨岩が7~8個連続、下を巻き最後の小高いところに三角点があった。展望まったくなし。
トサカ尾山山頂1119m
20分ほどでトサカ尾山出会に戻る。
迷ケ岳までは急なアップの連続。

四つんばいになり這い上がるところも。

ルートには思い出したように古いテープがある。
途中で崖の上から好展望のところがある。

ずっと左奥に迷ケ岳かな。真ん中は明星岳かな。
同じく、弥山川の滝が見える。

第一の滝かな。それとも双門ノ滝かな。
トサカ尾山出会から約20分ほどで、細尾根が6~7mの垂直の崖になる。
白い太いロープが2本掛けられていたが、ひこやんのロープを拝借、安全を踏んで懸垂下降し難なく通過する。
色づき始めた原生林。

道はないが尾根の高いところを歩く。
左に巨岩。
標高1460m付近で。大日、稲村が見える。
同じく、植林の間から首を傾けた行者還岳も。

1410mぐらいで植林の急登が始まり這い上がるところもある。
広い緩やかな尾根になった。

落葉が大分進んでいた。
迷ケ岳直前はかなりの急登である。ここでかなり疲れた。

kissanは快調に直登し先へ進む。

軟弱な私は巻きながら、ヘロヘロになりながら続く。

標高1600m付近で
ようやく左手に河原小屋からの尾根に合流する。
やっと苔むした迷ケ岳に到着。

黄色のテープを付けた木と、赤いテープを付けた木がある。

この春、弥山川から登ったときに黄色のテープに書いた、

迷ケ岳の文字がが残っていた。

座るのもはばかれる苔のジュータンの上で昼飯。
早速バンダナショット

迷ケ岳1695m
迷ケ岳から南東にとり、トウヒの林を下ると素晴らしい黄葉の

世界だった。目印一切なく、磁石を頼りに進むことになる。
小高い岩稜帯のピークを右から巻いて進むと、明るい草地にでた。

伐採の跡のようで太いケーブルやゴラムカンが転がる。
明るい草地からの展望は素晴らしい。

左から、大日山、稲村ケ岳、山上ケ岳、大普賢岳が一望できる。
明星ケ岳も間近に見えた。
トウヒの森を磁石に合わせて進む。修覆山を目指す。

どこを見ても同じ風景で標高1700m付近で修覆山出合を探す。

1730m付近

修覆山出合に以前つけたテープを探すが見当たらない。
ほぼ修覆山出合と思われるところに赤いテープを付ける。
ここから磁石の方向を鉄山にセットし直し、下り始める。
広い尾根で同じ風景ばかりで、鉄山へのルートが分からない。
なんどもひこやんのGPSで確かめる。ルートにちゃんと乗っているから間違いない。kissyanと磁石と高度計で確かめる。ちょっと方向転換が早すぎたのかな。行けども目印のテープが見当たらない。テープを外されたのかもと不安がよぎる。

もう引き返そうにもかなと声が出始めた頃、ようやく赤テープを見つけた。テープに従って行くと、見覚えのある倒木地帯になった。登りの風景はよく見ているが下りは全く違う。時々後ろを振り返り記憶にある風景を思い出す。

素晴らしい眺望の鉄山平
左から大日山、稲村ケ岳、山上ケ岳、大普賢岳の眺望

6〜7名のグループが鉄山平で休んでいた。
大川口から来たようでこれから弥山〜行者還トンネルへと行くようである。

時間も12時30分を回っており心配になる。
ここから弥山まで2時間で迷い易いところ、弥山から行者還トンネル西口まで2時間。弥山までの印しが多いので弥山小屋の主に外されているかも。今年8月「あんた等がペンキや鋸やテープでやたらに印しをつけたんか、国立公園の中だぞ、告訴するぞ」と怒鳴られたことがあるから。

ひこやん思わず「ヘッドランプ」を持っているか」と尋ねる。


素晴らしい眺望の鉄山平を心ゆくまで堪能する。

中央手前が鉄山、後ろ中央が大普賢岳、右が行者還岳
鉄山へ向かう尾根から。
鉄山へ向かう尾根から。

行者還トンネル西口に向かう国道309が見える。
香精山 約1560m
鉄山山頂

鉄山までは急登で疲れた。
鉄山から今日歩いたルートが一望できた。

川迫ダムを渡渉、トサカ尾山出会〜トサカ尾山をピストン、迷ケ岳までの長い尾根を登る。
大川口平からの展望
大川口平からバリゴヤノ頭

通常右尾根から登るようであるが、左尾根から登れないものか。
誰が付けたのか、自然を冒涜してる!

大川口平の木に吹き付けられた赤いスプレー

10本ほどの木に連続した吹き付けられていた。

ちょっとひどいと3人の声



とにかく鉄山〜大川口は赤いテープなど多すぎると思う。


紅葉を楽しみながら激下り、スタートしてから9時間後の15時過ぎに大川口に到着した。

予想した通り修覆山出合付近は少し迷ったが、苦しいながら素晴らしいルートだった。

帰りにバリコヤノ頭の取り付きを2箇所確認した。

「早く来いよ」とバリゴヤノ頭が呼んでいた。

なおこのコースはショウタンさんのHPを参考にさせて頂きました。

有難うございました。


 


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