大峰 山上ケ岳 |
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sanpo.no.637 19年6月27日 曇り 気温20℃ メンバー3名 |
[ 大峰は、西の覗きと鐘掛岩で苦行に 天女花も微笑む・・・サラサドウダンも満開だ ]
コースタイム:清浄大橋7:35→9:30レンゲ辻9:40→10:25山上ケ岳10:45→11:15西ノ覗11:40→12:43泥辻茶屋→13:20今宿跡→13:40鍋カツギ行者→13:56 5番関→14:53清浄大橋 |
ひこやん、武やん、シルバー少年の3人のメンバー。 駐車場の近くの清浄大橋を渡らず、真っ直ぐにレンゲ辻にむかう。30分ほど林道歩き。 |
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川瀬谷からレンゲ坂谷に入る。 割合明るく、清流の音を聞きながらの登り、きつい登りだが気持ちのよい谷である。草花は端境期のため見当たらない。 |
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最後の急登の後、涼風の心地よいレンゲ辻に着く。 日本語と英語で女人禁制と書かれている。 中性人間は行けるのだろうかということに。 仲間に男勝りの自称「中性人間」の娘がいるとは武やん。 女人結界門の反対側へ行けば稲村ケ岳に向かう道である。 |
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レンゲ辻から眼前に迫る岩峰を左に巻いて梯子が連続する。 道は岩峰の反対側の上になり、更に岩峰が続く。 |
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乾燥した尾根には季節の花が数々見られる。 ヤマグルマ、コミネカエデ、サラサドウダン、コイワカガミ、ナルコユリ。それに変った花が・・シロドウダンと直感したが、花弁に細かい切れ込みがなく、コアブラツツジと判明。 東海地方、近畿地方、紀伊半島、高知県、徳島県に分布し、中部以北に分布するアブラツツジより小型、若枝や花序の軸は無毛。 |
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サラサドウダン 山の下のほうでは道に花びらが散るが、高いところに登るに従い満開〜蕾み。サラサドウダンの花街道が続く。 |
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緩やかな笹原に着く。お花畑と称されるところ。 花はなく一面の笹原である。 稲村ケ岳と大日山の展望 |
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この笹原の奥の茂みに1等3角点がある。 | ||
ダンゴ3兄弟 1等3角点前で「いろりのバンダナショット」 武やんはいろりに未加入でもぐり。村長殿、盛んに勧誘してま〜す。 |
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初めて大峰山寺にお参りました。 いつも来る時は閉山の時で閉まっていたが。 この本堂の向かい側に「皇太子徳仁殿下 御登山の碑」があります。 |
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日本岩の上でバンダナショット | ||
日本岩の上 初めて秋に登ったとき、ここからの紅葉が素晴らしかった。 この付近、ゴゼンタチバナ、マイズルソウ、ヤグルマソウが多い。 |
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西ノ覗 ちょっとロープをお借りし、交代で覗きの行をする。 | ||
犯した罪を告白、ざんげするひこやん。 本当はもっと腰から上は突き出るが・・・これじゃ効き目がない。 向かいの岩場は鷹巣岩で同じく行場となっている。 1人の若者が来たので行を勧めるが、笑って辞退した。 |
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上からの進入禁止 登り専用 続いての行は鐘掛岩 足元が見えず思わず震える。鎖を掴み左足を先に出し、左へ左へと巻いて行かないと降りられない。 |
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鎖場を過ぎると、急な下りの岩場で気が抜けない。 先に下りたひこやん、「写真をとるでー、ちょっと表情が硬い」と、緊張で顔がこわばっていた。 本来の行はこの岩場に白いしめ縄を張り、白装束に足袋姿で下から登るところだそうだ。 足袋のほうが上り易いのは言うまでもない。 |
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更に鎖場の道が続き、一般道に合流。古い石碑が続き宗教色が濃くなる。 水平道になりコバノフユイチゴが満開。 ふと見上げれば天女花が一輪微笑んでいた。 大峰の名花、オオヤマレンゲだ。 場所は泥辻茶屋の手前、標高1500m付近。こんなところにあるとは。 |
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参詣道は休憩所となる、陀羅尼輔茶屋や泥辻茶屋の中を通る。 吉野方面と洞川方面は泥辻茶屋の前から分かれる。 吉野方面にとり、大峰奥駆道を5番関に向かう。しばらく緩やかな下りだが、間もなく長いロープが3箇所続く急な下りとなる。 |
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今宿跡は勝負塚山から縦走して奥駆道にでたところ。 更に近くで写真の大所山へのとりつきを確認。 大所山には何回も登っているが、こちらからはまだである。 |
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小高いピークで一休み。 頭上の花はシロドウダンとは様子は違う、後で調べるとカイナンサラサドウダンだった。愛知、三重、和歌山、四国に分布する。 |
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大きな中華鍋のぶら下がる鍋冠行者堂(かつぎかんむり)から、道はピークを通る奥駆古道とピークを巻く道に分かれ、奥駆古道を行く。ギンリョウソウが多い。 | ||
奥駆古道は5番関の直前で、巻き道と合流する。 5番関女人結界門。女の字が削られたのかはっきりしないが。 |
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ここから10分ほど下ると、林道のある5番関トンネル前に出た。駐車場、ベンチがある。 林道を歩いて50分ほどで出発点の清浄大橋だ。 |
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今日出合った他の花達 |
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ゴゼンタチバナ | ヒメレンゲ | |
コバノフユイチゴ | コイワカガミ | |
コメバツガザクラ? | コミネカエデ | |
クルマムグラ | マイズルソウ | |
マユミ | ナルコユリ | |
シキンカラマツ | シロバナニガナ | |
ヤグルマソウ | コアジサイ | |
ヤマボウシ | ヤマグルマ | |
その他、ギンリョウソウ、トリアシショウマ、オトギリソウ、ミヤマガマズミ、ナナカマド、コツクバネウツギ、ウツギ、ヤマアジサイが咲いていた。 |