大阪南部 岩湧山 |
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sanpo.no.622 19年6月3日 曇り 気温18℃ メンバー13名 |
[ 岩湧山観察会 新たな花はシラユキスミレにシロバナニガナ ]
コース:四季彩舘→いわわきの道→山頂→急坂の道→四季彩舘 |
スケジュール 四季彩舘で本日の説明、ちぎりの配布〜いわわきの道で自然観察〜ダイトレ・巻き道で自然観察〜巻き道で昼食〜山頂で観察・ゴミ拾い〜急坂の道で自然観察〜四季彩舘でミーティング・感想・来月の打合せ
なお6月16日(土)夏シダ観察会 四季彩舘9時集合
今日は初参加者なしの13名。四季彩舘でミーティングの後出発。お寺の下でオオナルコユリが咲き始めた。またマルミノヤマゴボウ、コナスビ等も咲き始め。ウワバミソウの雌株と雄株を確認した。 | ||
いわわきの道に入ると、ミゾホウズキ、オオナルコユリ、ウリノキ、サワギク、オカタツナミソウ、ミズタビラコ、コマユミ、ヤブウツギが咲き始め。マルバウツギ、コツクバネウツギ、ミヤマナルコユリ、ヒゴグサ、キクムグラ、ヤマムグラ、ギンリョウソウ、フタリシズカ、ムロウテンナンショウが中盤から終盤。ここのイナモリソウはまだ蕾みも小さい。昨日、他の場所で3株咲き始めたようである。時期としては平年並みだ。 | ||
今までオオツクバネウツギと思っていたものは、大部分ケツクバネウツギだそうだ。葉や葉柄に毛が多く、触るとビロードのような感触だ。ダイトレ巻き道ではコツクバネウツギ、コマユミが満開。タンナサワフタギが蕾みをふくまらせていた。山頂ではカナビキソウ、ニガナ、ハナニガナ、ホコバスミレ、アマドコロの他シロバナニガナが新たに見つかる。 | ||
ノアザミも咲き始め。山焼き後、ススキが30cmほどに伸びた。そのススキの中で色々な野草を探した。ゴマノハグサ、シオガマギク、フナバラソウ等が次々と見られた。ササユリの蕾みも多いが咲くのは今月の下旬だろう。交雑種のカツラギスミレが親のシハイスミレとヒゴスミレと並んで咲いていたのは説明に好都合。 カツラギスミレはヒゴスミレとシハイスミレの交雑種 写真左から カツラギスミレ、ヒゴスミレ、シハイスミレ。 交雑種は一般的に、親より大きくたくましくなるようである。 |
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急坂の道ではシラキ、ゴンズイ、ソヨゴが蕾みを膨らませた。コウツギは最近見かけなくなった。下のほうではササユリの蕾み膨らむ。ホソバタブが咲き始め。イナモリソウはイノシシに掘り返されて半減。四季彩舘近くの芝生でツボスミの白花種、名前はなんとシラユキスミレだそうだ。名前負けしないようにきれいに撮らないと。 | ||
ピンクのエゴノキも可愛い。学名Styrax japonicus 'Pink Chimes' (和名)赤花エゴノキ というようで、ピンクチャイムと名前も魅惑的。 | ||
観察会とは関係ないですが、何年も判別に悩んだガクアジサイとコガクアジサイとの違うところ、標本を採取していたので、物知りのKさんに尋ねたところ一発で教えてくれた。写真で公開します。 山と渓谷社の「樹に咲く花」では両者の違いを、葉の大きさ、花の大きさの違いがあるが、ガクアジサイは花弁が丸い。コガクアジサイは花弁が尖るとしているが、判別は難しい。 |
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ガクアジサイ 花弁が丸い。丸いという意味は緑色の花弁がスプーン状に湾曲することらしいが。確かに花弁も丸いが湾曲している。 |
コガクアジサイ 花弁が尖る。他の木ではよく見ると古い花弁は湾曲しているのもあるがあったが。 |
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また、四季彩舘のOさんが貴重な樹木を見つけ案内してくれた。まさかまさかのベニドウダンが四季彩舘の下に。それも何株もあり今年の花後まで付いているではないか。 来年の花が楽しみである。まあ今日はいろいろなものが見つかりよかった、よかった。
なおベニドウダンは岩湧山の別な場所で花の写真家の安原修次さんが始めて見つけた。 |
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その他の花 | ||
ササユリ 蕾み開花は2~3週間後か | コナスビ | |
コツクバネウツギ | マルバウツギ | |
ヤブウツギ | フナバラソウ | |
フタリシズカ | ギンリョウソウ | |
ホソバタブ | コマユミ | |
サワギク | スノキ | |
ミヤマナルコユリ | ナルコユリ | |
カナビキソウ | ミズタビラコ |
その他 ドクダミ、ヤマムグラ、キクムグラ、イヌガラシ、ウワバミソウ、ノアザミ、ニガナ、ハナニガナ、ウマノアシガタ、オカタツナミソウ、キランソウ、トウバナ、ウシハコベ、ハコベ、タニギキョウ、マルミノヤマゴボウ、コウライテンナンショウ、ムロウテンナンショウ、ツボスミレ、ホコバスミレ、ウリノキ、ヤマウルシ、ケツクバネウツギ、エゴノキ、モチツツジ、ナワシロイチゴ、クサイチゴ、カマツカ、ヤブイバラ等の花が見られた。