槙尾山 601m
 
sanpo.no.573  19年3月1日(金)晴 気温13℃ メンバー3

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8:40青少年の家→9:35焼山9:45→10:05兜卒岳→10:21卒都婆岳→10:50施福寺→11:05蔵岩11:50→11:57捨身ケ岳→12:42清水滝→船底→13:00側川→ケンメイ尾→13:42八ケ丸山→13:55青少年の家  

[槙尾山一周 気持ちいい焼山から 霊がさ迷い?気持ち悪い卒都婆岳を通り 岩山から渓谷へ]
 西国4番、槙尾山施福寺を取り巻く八葉蓮華の山々を歩く。八葉蓮華とは蓮の葉の中心にお寺があり、周りを山々がお寺を取り巻く。何度か下見を重ねて槙尾山一周に出かけた。
 スタートは和泉市青少年の家に車を置き、車道を戻り、林道大谷付近の谷川から尾根に取り付く。ぐんぐん高度を上げ、展望が開けてくる。この山は大谷の日受484m、何度かの山火事に合い、通称焼山と呼ばれる。尾根にとりつくと焼けた枯れ木が点々と続き、一風変った光景が見られる。展望は抜群で360度が箱庭のように見渡せ、一日中ここでのんびりとしたい気持ちになる。
 焼山を後に、10分ほど緩やかな下りで九鬼町分岐から、一つピークを巻いて兜卒岳の急な登りとなる。兜卒岳はアラカシなどの巨木が茂り、晴れた日でも鬱蒼としている。奥にはあやしげな覚超上人塔があり、奇怪な形をした樹木が茂る。赤い×印の石があり進入止となっている。以前下見の時は林道大谷から、イノシシに遭遇しながら×印の石の奥から登っているが・・・。「この付近は霊がさ迷っている」と仲間の冗談、そういう雰囲気が漂っていることは間違いない。
 少し施福寺に向かうと卒都婆岳への道があった。踏み跡の少ない薄暗い杉林を登ると展望のない山頂だった。 卒都婆とは墓に立てる塔形の供養塔のことである。山頂から突き抜ける道はなく、元に戻る。でたところに犬の古い紐が木にぶら下がり、「どうぞ自由にお使い下さい」と書いて置こうかと誰かの声。
 施福寺に向かう山道には大木が多く、古い墓石が点在する。以前崖道だったところが、樹木が切られ真新しい山道に拡張された。惜しいかな雰囲気が取り壊された。3丁地頭から薄暗い山道を登れば施福寺である。「たっちゃんのリックに霊が乗っている。」という冗談に気持ち悪くなり、お参りする。境内正面からは岩湧山が展望できる。昼飯は明るいところがよいということで、蔵岩に向かう。
 気持ちがよい蔵岩の上で楽しい昼食。蔵岩は岩登りのゲレンデ。自衛隊もよく訓練しているところで、休日はクライマーが多い。離れたところで一人のご婦人が昼食していたので、ちょび髭氏、大峰漫歩会に勧誘。捨身ケ岳〜清水滝〜船底と同行することとなる。
 蔵岩から5分ぐらいのところに捨身ケ岳がある。捨身ケ岳は槙尾山の別名と思われる。
 もう一山越えて西国巡礼旧道に入る。西行も通った古道で紀州からの道。トラ尾から3段50mの清水滝(ちょずたき)に下る。ロープの張られた岩場を慎重に下る。
清水滝から上に登らず、船底と呼ばれる渓谷を下る。足場が悪く無数のロープが頼りとなる。

人智開明の滝を過ぎれば穏やかになり、歩きやすい。 一旦側川林道終点まででて、ケンメイ尾に登る。
 
ケンメイ尾からは、今朝方から歩いた山々が展望できる。 やがて八ケ丸山の公園になる。10分ほど林道を下れば青少年の家にゴールである。



 


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