岩湧山

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sanpo.no.52
12年9月10日(日)晴れ時々曇り 気温35℃

流谷の井関谷→根古峰→岩湧山→いわわきの道

午前8:30 加賀田の行司河原分岐に愛用のミニバイクを置き流谷へ

林道栃谷の入り口付近でフシグロセンノウ、ツリフネソウが確認できた。またトンネル手前でも多数のツリフネソウが、トンネルを出て少し下ったところでノアズキが多数咲いていた。

始めての民家のところで岩湧山への山道を尋ねる。確か数年前、根古峰から下って来た、石段に覚えがある畑の中の道を登る。ヤブミョウガが群生し花盛り。デジカメに撮る。

山道は腰丈ほどの雑草に変わる。用意した鎌でくもの巣や雑草を払いのけながら、 かすかな踏み後をたよりに登ること10分。
とうとう道が倒木や雑草で分からなくなったので引き返し 、流谷を天見駅に向かい下る。

午前10:00

井関谷の入口で地元の方に状況を聞く。最近あまり利用していないので止めたほうがよいとのこと。
行けるところまで行き引き返すと言い、井関谷へ出発。

林道は横谷の林道とは違い、きれいで今でも使っているようだ。林道の最終は砂防ダムの堰堤で、左手に崩れた木の階段があり堰堤の脇を登る。谷が採石状の小石に埋まっている上を通過し、杉林の谷を行く。山道はとぎれとぎれである。とぎれて分からないところは、谷中央を登る。しばらく行くと山道が現れる。時々、鎌でくもの巣や雑草を払いのける。こんなことを繰り返しながら行くと、とうとう道がなくなった。

直径30cmほどの杉の木に、なにやら白く名前のような字がかかれていた。V字型の谷前面は古い腐りかかった苔の生えた倒木が5〜6本、谷をまたいでいる。倒木の下は深い雑草に覆われている。この倒木の下をくぐり少し登ると古い道跡が見つかった。急な登りとなった谷は深い雑草の連続で、鎌で刈りながらの歩行となる。この辺まで来ると谷の水もなくなる。真新しい土を掘り返した跡がある。イノシシの仕業だろう。薄暗い谷で今にも飛び出して来そうだ。やがて、山の前方は明るくなり尾根が近いことが分かる。古い道跡が途切れてたので、その明るい方向に登ると尾根道に突き当たった。
ここからは根古峰に向かう登り道が続く。前方に大きく見えるのは三石山だろう。

午前10:50 アシ谷分岐を通過、途中の風通しのよい尾根で小休止。
午前11:30 根古峰に到着。地図の所要時間より20分も多くを要した。横谷林道に比べ倒木、崖崩れもなく、ひたすら谷筋を登れば道に迷うところは少ない。ただほとんど通り跡がないところである。

ここからは通い慣れたダイトレのルートを岩湧山に向かう。途中名も知らない野草の写真を撮りながら。標本を少し頂戴しビニールのタッパーに確保する。
午後12:00 南葛城分岐。ミゾソバが群生している。
林道脇の金名水で清水を飲む。林道が終点の地点で、ツリフネソウ、コミナモミが群生。
岩湧山のカヤ原は山道確保のため、山道の両脇が大きく刈り取られ、大切な野草が犠牲になった。もう少し幅狭く刈取りしてもらえないかと痛感した。

山頂のワレモコウは写真の保護の立て札で無事だった。

西下のベンチ付近では、キキョウがまだ咲いていた。オミナエシが無残にも刈り倒されていた。
ここで、NクラブのUさんが滝畑ダムに向かうのに出会う。タッパ-から数種類の野草の標本を取り出し、名前を教わる。ヒキオコシやツルニンジンの写真を撮った後、Uさんと別れる。

ダイトレからいわわきの道を下る。
この道も両脇の雑草が刈り取られていた。準絶滅種のヤマホウズキやイガホウズキ、ヒヨドリバナ等が刈り取られてた。危惧していたことだが、不必要な刈取りで、この道を通る楽しみがなくなったのは非常に残念だ。

帰途、四季彩館に立寄り花の名前を教えてもらう。有難うございました。





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