岩湧山
ホームへ

sanpo.no.47
12年8月12日(土)晴れ一時曇り 気温35℃

林道横谷〜編笠山

この道は林道として長く使っていないのか雑草が多くかなり道が荒れている。
林道入口から200mぐらい入ったところの道脇に、まだ新しいお花が供えられていた。今年3月に2週間ほど 行方不明となり遺体で発見された方ものであろう。私達も気がかりになり探したものだが・・・ご冥福をお祈りし合掌する。

くもの巣がやたらに多い山道を雑草を踏み分け、また鎌で刈り倒しすすむ。この道は最近誰も使っていないのだろう。やがて林道は途切れ沢づたいにかすかな踏み後を頼りに進む。
行くてを倒木の山が谷を埋めつくしているのを見て一瞬怯んだ。あとで考えるとここで引き返せばよかったのだが、ガリバーの小人のように大木の下をくぐり、あるいはよじ登ってなんとか50mほどの倒木の山を通過 し沢づたいに進む。ここまで来ると踏み後もなくカンで進む他ない。

今度は崖崩れで谷が埋まっている場所に突き当たる。左の山手に避けてどんどん崖をよじ登り平らなところで直進する。こんなことを2度繰り返しただろうか、またもや行く手が谷に落ち込んでいる。
崖の縁を回りこんで登って行くとまた崖崩れで行く手を遮られる。やばいなと思いながらここで休息しお茶を飲む。

地形を見るとどうも編笠山を直登しているようである。前方には一徳坊山に向かう送電線が見える。 これは谷底まで下り沢づたいに編笠山を巻いて登るのがよいと判断。
35度ほどの傾斜を杉の木に掴まりながら100mほど谷を下って沢に出ると、ようやく赤いテープの目印が見つかりホットする。ここからテープに沿って進むとまたもや崖崩れで道が途切れている。
でもここまで来れば前方が明るく開けてくるのがよく分かる。見当をつけ5分ほど山中を行くと通い慣れた 編笠山へのルートにぶつかった。

あとで考えると、どこでどう迷ったのかよく分からない。
この林道横谷道は崖崩れのため通行止めとでも表示すべきかと思う。

急坂の道〜山頂へ

編笠山をぬけ林道滝畑加賀田線に出る。カーブミラーのところでフジウツギに似た木の花の写真を撮る。
急坂の道から山頂に登ると30人ぐらいの小学生グループがスケッチをしていた。
西下のベンチ付近でキキョウの花を手にする女性を見つけ、ダメですよと声をかけると拾ったんだからと不服そうな顔をした。真際らしい行動をするな。注意するのは難しいなと思う。

お目当てのナンバンギセルを見に行く。先月見つけたのは丁度見ごろを迎えていた。付近のカヤ原をごそごそ探すと10本ものが枯れかかっていた。惜しいなあと独り言をいいながらもう少し周囲を探すとあちこちに見つかり、ちょうど見ごろであった。またよかったよかったと独り言。先ほどの小学生グループが通過したが、カヤの茂みにいる私に誰も気がつかなかった。

いわわきの道〜行者の道

褐色のクサギが咲きかけていた。 Uさんの言葉通りボタンヅルが咲いていた。あとで見本を少し頂戴し加賀田のセンニンソウと比べたところ直ぐには区別がつかなかった。家へもち帰り翌日になって酷似しているが花が少し小さいのに気がついた。恐らく一方だけ見せられたら区別がつかないであろう。


ホームへ

inserted by FC2 system