加賀富士写ガ岳 942m     

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sanpo.no.459   18年5月17日 (水)雨 気温12℃   メンバー  
コース:11:00枯淵口→13:50前山→14:10富士写ガ岳→16:00我谷→16:40我谷口


 今日予定の大嵐山とミズバショウは林道崩壊のため
通行止めで中止、行き先が同じ加賀の富士写ガ岳に
なった。
富士写ガ岳は加賀市から秀麗な富士山のような姿で望
めるそうで、深田久弥の想い出の山です。
雨が降り続いている10時30分、バス車中で早い
昼食をすませて雨具を着込む。
我谷ダムのそばの枯淵口から登り始める。




 道脇にはタニウツギが鮮やかに咲き始めていた。
杉林を抜け沢を渡ると尾根道に 出る。
新緑が眩しい山道は富士にふさわしくきつい
登りである。
シャクナゲ、ウスギヨウラク等の花が目につき始める。
きつい登りの後のピークは前山である。
ここからは霧で山々は墨絵のような展望だった。
 広場には石仏や深田久弥の歌碑がある。
文字がかすんで読み取れないが後で調べると  
 「山の茜を顧みて、一つの山を終わりけり、
何の俘のわが心、早も急かるる次の山」 
深田久弥とあった。
足元には名残のイワウチワやイワナシが花が咲く。
タニウツギ イワウチワ





 富士写ガ岳へは1時間ぐらいの登りで、我谷からのコースを過ぎると間もなくである。山頂広場には1等三角点があり展望が素晴らしいはずだが、今日の雨空では望むべくもない。展望図では日本海から白山が一望出来るようである。それでも目を凝らすと雲の合い間に、かすかに白い雪の白山が確認できて幸運だった。潅木の下には名も知らない初見のスミレ、尋ねられたが分からない。

富士写ガ岳山頂 富士写ガ岳山頂より 白山方面
ミヤマシグレ オオカメノキ
タチシオデ オオタチツボスミレ
ウスギヨウラク イワナシ
サワハコベ ユキグニミツバツツジ
ユズリハ シャクナゲ



ミヤマスミレかなあ。

他にはシュンラン、タムシバ、ショウジョウバカマ、ユキザサ等の花が見られた。



 下りは少し戻り分岐を左折し我谷へ下る。雨の急な下りは泥んこで滑りやすい。尾根道に出ると元気なシャクナゲも現れ始めた。新緑に映えるミツバツツジの種類はなんだろうか。帰ってから調べるとユキグニミツバツツジだった。現地で分かっていたならもっと感慨深いものだったであろう。



 美しいブナ林を見送りひたすら泥んこ道を下ると終着のダム湖が見えてきた。

予め大嵐山はダメだとサイトで知っていたが、今日参加するまでどこの山に行くかミステリーだった。富士写ガ岳は深田も愛した山で、深い谷や崖、急登り、なだらかな尾根、花も種類が多くなかなか味わい深い山だった。リーダーがよい山を選んでくれたと思う。                                                                                                     
                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

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