岩湧山 897m     

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sanpo.no.456   18年5月12日 (金)晴れ 気温12℃   メンバー1  
コース:急坂の道→山頂→平野→千石谷→五つ辻→いわわきの道→行者の道


 岩湧山の花の状況を見て回った。ユリ科のチゴユリ、ホウチャクソウ、ユキザサが満開だ。ユキザサやホウチャクソウの群生が素晴らしい。またタニギキョウ、キジムシロ、ミヤマハコベ、ラショウモンカズラ等も満開。また早くもミツバウツギ、コバノガバズミ、オニグルミ、クワガタソウ、オニタビラコが咲き始めた。

 山頂では山焼きから46日たちススキが15cmほどに伸びて、他の植物達も芽吹いてきた。そのススキの原でワラビ採りの人が多い。山頂の花ではツボスミレとスミレ科スミレの変種のホコバスミレが満開である。アカネスミレ、ヒゴスミレはもう終了していた。緑の草原に黄色く点々と咲くのはミツバツチグリである。山焼きのためレンゲツツジは消失し今年は華やかな花は見られないのは寂しい。

 イチリンソウ、ニリンソウ、フタバアオイ・・・等の最近見つかった種類も見てきた。今日も葉の葉脈が飛び出したウスゲクロモジを見つけた。来るたびに新たな花を見つけることは大変嬉しい。花は昔から同じ場所で咲いているが 見つけられないだけである。かなり深く歩き回ったがもっと山の中、谷の中まで探し回らなければと思う。

ケヤマウツボが今年は出てこない。落葉の多い湿った暗い岩の環境が変わってしまったのだろうか。

 山頂で元気な方にあった。山登りを日課としている82歳の方だ。「神戸から空気のきれいな河内長野市に引越してきた。今日は河内長野の駅から5時間かけて歩いてきた。いつもそうだが10時間近くは歩く」。今時、河内長野の駅から歩くなんて驚きだが。古るいリックに、足元の革靴も相当古びて山男の風格が漂う。階段を軽々と登り行く姿に、「私も年老いてもあんなふうになりたいなあ」と思うのである。


ホウチャクソウ ラショウモンカズラ コケイラン



フタバアオイ ミヤコアオイ
ヒメレンゲ ホコバスミレ
クワガタソウ ミツバツチグリ
オニグルミ ウスゲクロモジ





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