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紀州 三石山 738.6m      

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sanpo.no.438   18年3月27日(月)  晴れ 17℃   メンバー 1
コース:紀見峠→根古谷→大谷→三石山→ヒソ尾→ヒエ谷→紀見峠


 朝起きてから、さて今日はどこの山へやら。連荘になるが明日から天気が崩れそうで、近場を巡ることに。コンビニで幕の内弁当とビールを調達。天気がいいので大奮発だ。残り飯のおにぎりと漬物に半チャンそばが定番だが。 紀見峠駅近くに路駐、根古谷から三石山に向かう。去年見つけたセリバオウレン、ニッコウネコノメソウにあう為だ。

 今日の清流根古川は濁っている。上流で砂防ダム工事と渓流釣場を整備していた。林道脇にはタチツボスミレ、ミヤマカンスゲが咲き、サツマイナモリの群落とヤマアイが開花準備中だ。ヤマネコノメソウ、シロバナショウジョウバカマ、フキノトウは開花。オオチャルメルソウ、ミヤマカタバミ、オオサンショウソウの株も見られる。


 長靴で川歩き。釣り用に、ところどころ深場を造っているので歩き辛い。ヨゴレネコノメかニッコウネコノメソウか区別がつかない株が見つかる。花が咲けばなんとかなるが。



 カラ滝上の根古橋を渡ると大谷である。ダンコウバイ、シロバナショウジョウバカマが多数開花。大谷は途中で林道が寸断され、土砂が流れ込み、絶えず水が流れて野草の天国に成りつつある。多数のヨゴレネコノメかニッコウネコノメソウの株、サツマイナモリの大群落、ヤマルリソウ、トウゴクサバノオの株が目につき、夏秋にはセトウチホトトギス、テバコモミジガサ、ジャコウソウが多い。もう少し陽射しがあればいいが。

 荒れ放題で藪山状態の林道が終り、直径30cm位の杉林になる。適当に日が差し込み、ナベワリの群生地だ。コショウノキの蕾、ミヤマカンスゲ、ミヤコアオイ、シロダモ、アオキ、ビシャコ、ヤブニッケイ、クロモジ、シキビ、フユイチゴ、イヌガヤが目につく。

 

山道は谷の水場にさしかかるが、直前の尾根から林道に出た。ショウジョウバカマの蕾が多くなる。そして大型のセリバオウレンが咲いていた。日当たりがよいのでいつものヒョロヒョロしたのと違いがっしりしていた。




 三石山へは林道から約40分の急登だ。尾根道脇には夥しいショウジョウバカマの蕾が所狭しの状態。あちこちの枯れ枝を取ってやる。雑木も刈ってやればいいのだが。
 三石山山頂の三角点にタッチ。以前なかった小さな仏像が安置されていた。小休憩。山頂から4本の道があり北西の道をとったが、かすかに踏み後が真っ直ぐ谷底に向かっていた。雑木に掴まりながら10分ほど藪山を急降下、鉄の橋に突き当たった。山を巻く道を南にとりヒソ尾へ。途中金剛山がよく見える休憩ポイント。目の前の杉の幼木の先がつまれ、展望をよくしていたが、木の生長とともに視界が悪くなってきた。





 ヒソ谷は去年来た時は動物のような格好でひどい藪山を潜り抜けたが、きれいに整備されていた。下流で林道になり、ここにもサツマイナモリとショウジョウバカマの大群生地が見られた。2〜3週間後に再訪したいと思う。






 

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