紀州 龍門山755m

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sanpo.no.375
参加者 4名  17年10月21日(木)晴 22℃
コース:田代口→塵無池→田代峠→山頂→一本松→田代峠



 今話題のアスベストの原料となる蛇紋岩の地層を有し、また温暖な紀州の地にある この山は変った野草が多く魅力的な山である。
今日はHさんの山仲間と共にムラサキセンブリを訪ねた。登山口の田代峠から登り始め、Mさんの記憶を頼りに塵無池に立ち寄った。塵無池周辺は巨大な石がゴロゴロし、大きな樹木の生い茂った鬱蒼とした場所で昔のままの姿を残し、森の精霊が住む池という感じだ。腐葉土の端から水辺となる池の水は、木々の姿を写し、美しく青く光る。塵無を冠した池の名前も頷ける。


塵無池 塵無池
塵無池 塵無池


  アケビの実が弾けて山道に皮がたくさん、先週来た時は食べきれないほど実っていたものだ。コバノガバズミ、カマツカ、ムラサキシキブ等が赤く色づく道を登り田代峠へ。

 田代峠から北に伸びる飯森山に行こうとしたがブッシュで諦めた。ここから龍門山山頂までは色んな木の実等の種類が豊富。ツリバナ、カマツカ、イヌガヤ、メギ、ヤブムラサキ、ツルリンドウ、コバノガバズミ、サルトリイバラ等。シロヨメナが続く山道にリュウノウギクも咲き始め、ヤマラッキョウの蕾も。撮影になかなか前に進めない。


イヌガヤ カマツカ
コマユミ サワダツ
ナガバノコウヤボウキ 磁石岩
クロモジ ツルリンドウ
ヤブムラサキ ムラサキシキブ



 磁石岩を過ぎてやっと山頂へ。先ほど登山口で見かけた地元の2人が休んでいた。結局平日とあり今日あった唯一の登山者。お目当てのムラサキセンブリを確かめ一安心、まずはゆっくり昼食タイム。Hさん、シュンギクを目の前で湯でる、おいしく頂いた。自家菜園の採れたての新鮮な味は格別だった。

 昼食タイムの後は初めて見るムラサキセンブリに大喜び、観察に撮影に没頭し時間の経つのも忘れる。ヤマラッキョウやツリガネニンジン、ヤマハッカもあたりに続く。


ムラサキセンブリ ムラサキセンブリ センブリ
リュウノウギク ツリガネニンジン ツリガネニンジン
ヤマラッキョウ イシミカワ サルトリイバラ



 2時間の大休憩のあとはセンブリの丘付近でヒメノダケらしき花も見つけてくれたのはNさん。帰って調べると四国に産するコウライヒメノダケのよく似ている。ここをから下山道に。ナガバノコウヤボウキが一輪咲き、ソバナに似た株も。花の終わったナガバノコウヤボウキの株多数。



コウライヒメノダケ? コウライヒメノダケ? コウライヒメノダケ?




 風穴と見晴らしのよい明神岩で小休憩し、コウヤボウキやツルアリドウシの赤い実が多い山道を下り中央道の登山口へ。出発点の田代峠までの畑道脇にもイシミカワ、スズメウリ、アケボノソウ、ヤクシソウ、シロヨメナが続き今日のフーナレとなった。
同じ趣味を持った仲間が集ったのでいろいろ教えあい、楽しい山旅となりました。メンバーの皆さんお疲れさまでした。ここの山は全く植林のない珍しい山で、1年を通じ来たい山です。



明神岩 明神岩から紀ノ川の眺め
スズメウリ イシミカワ



蛇行する紀ノ川の流れ。



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