岩湧山
HOME 今日の花 シコクママコナ、テイショウソウ、セトウチホトトギス
sanpo.no.363 参加者3名 17年9月19日(月)敬老の日 晴れ一時曇り 30℃ |
岩湧山に山友のTさんとHさんを案内した。早速、四季彩館のOさん情報による、バラ科のリンボクを道路近くで初めて見ることが出来ラッキーだった。ちょうど満開でウワミズザクラによく似た花をつけていた。
バラ科 リンボク |
岩湧寺のシュウカイドウは終盤ながら、まだまだ今月中は見頃である。年々株が広がり見ごたえがある。四季彩館前ではセトウチホトトギスがこれまた満開であったが、
千手滝のアケボノシュスランは残念ながら蕾だった。
シュウカイドウ | シュウカイドウ |
急坂の道にはメイゲツソウといわれる紅イタドリが見られ、しばらく登るとシコクママコナのオンパレード。普通のママコナは内部に白い斑紋が2個あるが、シコクママコナは黄色い斑紋が2個ある。
テイショウソウも少しづつ咲き始めた。細い茎が風にゆらぎ写真が撮りにくい。ギンリョウソウモドキが去年より上の方で咲いていた。Tさんがハリギリが咲いているよという、10mほどの頭上で写真はうまく撮れなかった。
ギンリョウソウモドキ | テイショウソウ |
シコクママコナ | ユキザサの実 | |
ハリギリ | ツルシキミの実 |
山頂はススキが穂を出し花が咲き始めた。アキノキリンソウも咲き始め、ハバヤマボクチも蕾を含まらせた。ヒキオコシ、ツルニンジン、オトコヨモギ、シシウド,サワヒヨドリ等が見頃だったが、コガンピ、オミナエシやキキョウの花は終了したようである。
絶滅危惧種のノカラマツは見つからなかった。ワレモコウは株が小さくなり、その上病気のようで元気がなく、よく見ると僅かに小さな花をつけていたが、哀れな気がした。今春は山焼きがなかったのでシバグリがたくさん稔りつつあった。
アキノキリンソウ | オトコヨゴミ |
ハバヤマボクチ | ツルニンジン |
千石谷の中間地点の大滝方面に下った。 コシオガマの群生地はまだ時期が早く、1〜2週間先のようである。ここのセトウチホトトギスは朱色も濃くてよく目立つ。何枚も写真を撮った。
メタカラコウが少し咲き残っていた。タカネハンショウヅルは4〜5年見ていないが、今年も草刈などの影響か見あたらなかった。カワミドリもここ数年見ていないが、他の場所2箇所では毎年咲くのでまあいいか。だが、タカネハンショウヅルは残念ながら岩湧山では絶滅した 恐れがある。 秋花の終盤に咲くヤクシソウが咲き始めた。
セトウチホトトギス | ヤクシソウ | テバコモミジガサ |
アケボノソウ | ミゾソバ |
いわわきの道のアケボノシュスランも1〜2週間先のようだった。今日は岩湧ならの野草のセトウチホトトギス、シコクママコナ、テイショウソウをお見せ出来てよかったと思う。欲を云えばコシオガマ、アケボノシュスラン、ノカラマツ等が咲いていれば
満点だったが。咲く時期も違い、なかなか同じ時期に見るのは難しい。