南八 硫黄岳・横岳・赤岳 2899m
HOME 今日の花 ツクモグサ・チョウノスケソウ・ウルップスソウ
コース:JR 京都駅南口発バス23:00→3:30美濃戸口5:45→6:45美濃戸→9:25赤岳鉱泉9:30→10:50赤岩の頭→11:20硫黄岳12:00→12:20硫黄山荘→13:40横岳→15:10赤岳展望荘泊 5:40赤岳展望荘発→6:10赤岳山頂→8:00中岳のコル→9:00行者小屋→11:40美濃戸12:20→13:40美濃戸口→14:00もみの湯:バス15:20→19:55JR 京都駅南口 |
第1日目は硫黄岳までの登りがきつく、バテ気味の人が数人いたが森林限界を過ぎてからの好展望と、咲き乱れる高山植物の出迎えに元気も回復、足取りも快調だった。
イワウメ、ミツバオウレン、ツガザクラ、ハクサンイチゲ等が咲き乱れた。中でも圧巻はツクモグサ、チョウノスケソウ、ウルップスソウに出会えたことだった。険しい岩峰でハシゴ、鎖が多く、緊張の歩行が続きバテ気味も、山小屋で思いがけず五右衛門風呂の湯船に入り、その後のビールに疲れも吹き飛んだ。食後、談話室で過ごし19時半頃就寝。
第2日目は4時に起床し4時25分頃の日の出を待ったがあいにくの曇り空。5時に朝食。お代わり自由のコーヒーを飲み赤岳に向かった。赤岳から阿弥陀岳方面に下り中岳で展望を楽しんだ。南八の北の端の蓼科山は優美な曲線を描きすぐそれと分かった。網笠山、権現岳のはるか向こうには薄く駒ケ岳のようである。
今日はゆっくりとした行程で十分お花を楽しんだ。
たくさんの高山植物に会え、また素晴らしい景色に酔いしれた花旅だった。リーダーのTさん、メンバーの皆さんお疲れ様でした。有難うございました。
美濃戸口 朝食後出発準備 | アヤメ アヤメ科 | |
ムカゴトラノオ タデ科 花穂にムカゴがつく | サラサドウダン ツツジ科 | |
アイズシモツケ 会津下野 バラ科 別名:シロバナシモツケ 中部以北に生育 |
ベニバナイチヤクソウ イチヤクソウ科 |
ベニバナイチヤクソウ イチヤクソウ科 | クリンソウ サクラソウ科 |
美濃戸山荘 美濃戸口から1時間。 | コマガタケスグリ ユキノシタ科 手のひら形の特徴のある葉に、 20cmほどの花序が垂れ下がっている。 |
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シロバナヘビイチゴ バラ科 |
キバナノヤマオダマキ 黄花山苧環 キンポウゲ科 ヤマオダマキの黄花品 |
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オガラバナ 麻幹花 カエデ科 別名:ホザキカエデ 葉は掌状に5裂 花は総状に黄緑色の5弁花を密につけ直立する。 |
ウラジロヨウラク 裏白瓔珞 ツツジ科 中部地方の日本海側の多雪地に多い。 葉の裏面が白い。 |
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マイズルソウ ユリ科 花被片4枚 葉の形が羽を広げた鶴に似る |
ツマトリソウ 端取草 サクラソウ科 花のふちに淡い紅色のふちどりがあるのが 花名の由来。 |
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ゴゼンタチバナ ミズキ科 花弁状の白い 総苞片4枚 |
とがった大同心 |
ズダヤクシュ 喘息薬種 ユキノシタ科 長野県で喘息のことを「ずだ」と 言って、薬にしたそうだ。 |
ツマトリソウ サクラソウ科 | |
ツバメオモト ユリ科 葉はオモト 花は小さな百合の花にそっくり |
オサバグサ 筬葉草 ケシ科 シダのような葉が特徴 |
赤岳鉱泉に到着 |
奥に赤岳 赤岳鉱泉にて休憩 Tさんから 冷たい水にカルピスを割って頂いた味は最高 | |
キバナノコマノツメ 黄花の駒の爪 スミレ科 和名に「スミレ」の花をもたない唯一のスミレ。 |
コイワカガミ 小岩鏡 イワウメ科 葉が1〜5p小さく、鋸歯が少ない。 |
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タカネザクラ 高嶺桜 バラ科 別名:ミネザクラ 桜の仲間では最も高いところに生育する。 |
ヒメイチゲ 姫一花 キンポウゲ科 林縁のバレリーナ 3小葉が3個輪生する。 |
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コイワカガミ 小岩鏡 イワウメ科 | ミツバオウレンとコイワカガミ | |
硫黄岳。一時ガス、すぐ晴れた。 | イワウメ 岩梅 イワウメ科 梅の花に似ている。 |
ミツバオウレン 三葉黄蓮 キンポウゲ科 葉が三つ葉 花は花弁状の萼片が5〜6枚 |
イワウメ 岩梅 イワウメ科 |
コメバツガザクラ 米葉栂桜 ツツジ科 葉は3輪生。 花は壷型で浅く5裂した花が3個ずつつく。 |
イワウメ 岩梅 イワウメ科 |
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ツガザクラ 栂桜 ツツジ科 ツガの葉に似ている。花は桜色の鐘形。 |
ツガザクラ 栂桜 ツツジ科 |
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イワヒゲ 岩髭 ツツジ科 組紐のような葉。 花は丸みを帯び鐘形で浅く5裂し、反りかえる。 |
キバナシャクナゲ 黄花石楠花 ツツジ科 もっとも高いところで咲く。 花冠上部裂片の内側に淡い緑色の斑点がある。 |
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ミヤマダイコンソウ 深山大根草 バラ科 |
ミネズオウ 嶺蘇芳 ツツジ科 葉は対生、ふちが裏面にまくれる。 花冠は5裂して平開する。淡紅色〜白。 |
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硫黄岳山頂。標高2760m。 | 爆裂火口 | |
ハクサンイチゲ 白山一花 キンポウゲ科 白い花弁のように見えるのは萼片で 花弁はない。 茎葉は深く裂けた4個が輪生する。 |
ウルップソウ 得撫草 ウルップスソウ科 |
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コイワカガミ 小岩鏡 イワウメ科 | オヤマノエンドウ 御山の豌豆 マメ科 | |
オヤマノエンドウ 御山の豌豆 マメ科 花:旗弁が特に大きい。葉:羽状複葉 |
チョウノスケソウ 長之助草 バラ科 名前は発見者の須川長之助にちなむ。 葉:小判形。花弁:7〜8枚 |
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横岳の登り | 横岳の登り この山の前後は厳しい登山道。 | |
ミヤマキンバイ 深山金梅 バラ科 葉:イチゴにそっくりの3小葉。 花:黄色の梅に似た5弁花。高山に生育。 |
チョウノスケソウ 長之助草 バラ科 名前は発見者の須川長之助にちなむ。 葉:小判形。花弁:7〜8枚 |
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ツクモグサ 九十九草 キンポウゲ科 花:花弁状の萼片6枚で、外面に毛が多い。 葉:細かく切れこむ |
ハクサンイチゲ 白山一花 キンポウゲ科 えりまきのような葉の上に数個の花が花束のようにつく。 花柄:やわらかい毛が生える、葉:掌状に深く切れこむ。 |
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阿弥陀岳 |
横岳山頂で出あった家族。下は5~6歳ぐらい?こんなに小さい子供がよく登ったと感心する。 | |
赤岳をバックにチョウノスケソウと オヤマノエンドウ |
チョウノスケソウとオヤマノエンドウ |
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赤岳。中腹に赤岳展望荘、山頂に赤岳頂上小屋。 |
赤岳展望荘。今日の泊り客は約100名。 6人入れるゴエモン風呂は気持ちが良かった。 朝、出かけに登山靴がないという騒ぎ。 幸い違う場所で見つかったが、名札を着けよう。 |
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キバナシャクナゲ 黄花石楠花 ツツジ科 もっとも高いところで咲く。 花冠上部裂片の内側に淡い緑色の斑点がある。 |
ミヤマシオガマ 深山塩籠 ゴマノハグサ科 葉:ニンジンのように深く切れ込む。 |
ヤツガタケキスミレ 八ガ岳黄菫 八ガ岳特産。葉は有毛で光沢がない。 花柱の上部に突起毛がない。 苞葉が葉柄の下につく。 |
キバナノコマノツメ 黄花の駒の爪 スミレ科 和名に「スミレ」の花をもたない唯一のスミレ。 花は上弁と下弁がそりかえる。 葉の表面はやわらかく毛がある。 |
赤岳山頂。2899m。 | ハクサンイチゲ 白山一花 キンポウゲ科 | |
シナノキンバイ 信濃金梅 キンポウゲ科 葉:掌状に深く裂けさらに3中裂する。 花:花弁状の萼片は5〜7枚で橙黄色。 |
タカネザクラ 高嶺桜 バラ科 別名:ミネザクラ 桜の仲間では最も高いところに生育する。 |
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タカネナナカマド 高嶺七竈 バラ科 花序の花数は少なく10個程度。 |
コヨウラクツツジ ツツジ科 |
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コミネカエデ 小峰楓 カエデ科 ミネカエデとの相違点:葉の中央の裂片が尾状 に長く伸びる。 |
タケシマラン 竹縞蘭 ユリ科 枝はふつう2分枝する。ユキザサによく似た姿。 |
ハクサンチドリ 白山千鳥 ラン科 花被片の先が鋭く尖る。 |
コケリンドウ 苔竜胆 リンドウ科 |
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ミヤマクロユリ 深山黒百合 ユリ科 |
コミヤマカタバミ 小深山傍食 カタバミ科 |
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アラシグサ 嵐草 ユキノシタ科 葉が掌状に7〜9裂する。 |
イワセントウソウ 岩仙洞草 セリ科 深山の木陰に生育 |
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オサバグサ 筬葉草 ケシ科 シダのような葉が特徴 |
グンナイフウロ 群内風路 フウロソウ科 |
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ヤグルマソウ 矢車草 ユキノシタ科 小葉5個の大型掌複葉。 |
ベニバナイチヤクソウ イチヤクソウ科 |
ヒレアザミ 鰭薊 キク科 茎には広い翼がある。 ユーラシアに広く分布 古代に帰化したものではないかといわれる。 |
行者小屋で休憩 牛乳の味は格別。 |
レンゲツツジ 蓮華躑躅 ツツジ科 蕾の様子を蓮華に見立てたもの。 別名:オニツツジ 真っ赤な花を鬼に見立てた。 |
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クルマユリ 車百合 ユリ科 クルマユリの芽だし |
ミヤマエンレイソウ 深山延齢草 ユリ科 緑の3枚の外皮片と白い内皮片。 外皮片のないのがエンレイソウ。 |
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ハリブキ ウコギ科 約1mの低木で針状の 刺がある。葉は掌状に7〜9裂。 |
ミヤマハンショウズル キンポウゲ科 多くはハイマツの縁にからまる。木質のつる性 植物で葉は対生し、2回3出複葉。 花:葉腋に暗紫色の広鐘形で下垂する。 |
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オオヤマフスマ 大山衾 ナデシコ科 花弁は長い倒卵形。葉は柄がない。 |
ミヤママタタビ マタタビ科 葉の基部:ハート形が多い。マタタビは円形〜切形 花時に葉が白や紅に変化する。 花の萼片:紅色、マタタビは緑色。 |
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アキグミ 秋茱 グミ科 秋に実が稔る。 |
イブキジャコウソウ 伊吹麝香草 シソ科 花冠下唇が3裂しよい香りがする。 葉は対生する。 |
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ニシキウツギ 二色空木 スイカズラ科 開花直後の花は白色で次第に紅色にかわる。 |
スズラン 鈴蘭 ユリ科 別名:キミカゲソウ 林道そばの笹原で。 |
とがった大同心に向かう |
硫黄岳山頂広場の家族連れ 左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳 |
中央に青い屋根の硫黄岳山荘 |
赤岳を目指して 左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳 |
横岳の登り |
硫黄岳山荘を後に |
もうすぐ横岳 |
赤岳をバックに |
赤岳をバックに白いチョウノスケソウと紫のオヤマノエンドウ |
横岳の登り |
赤岳はもうすぐ 中腹に山小屋が |
赤岳間近より振り返ると横岳、左手に硫黄岳 |
赤岳山頂 |
赤岳を後に阿弥陀岳に向かう |
中岳よりの展望 左上うすく見えるのは蓼科山、右手は硫黄岳 |
中岳よりの展望 左から権現岳・網笠山・西岳 西岳の上にごく薄く駒ケ岳 手前のプレートに「H2.2.24関根聖子ここに眠る」とありました。 |
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