吉野山

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sanpo.no.313
17年4月9日(土)晴れ 気温20℃
川上村あきつの小野スポーツ公園8:00→蜻蛉ノ滝→青根ケ峰10:10→高城山12:30→上千本→喜佐谷→宮滝15:00→五社峠→川上村あきつの小野スポーツ公園16:45
参加者:9名

 歴史ロマンあふれる吉野古道に花を求めた。スタート間もなく蜻蛉ノ滝。音無川の清流の音を聞きながら、しばらく杉林が続く登り道。吉野の杉の山地だけあり間伐や枝打ちの手入れもよく行き届いて、日差しが差し込んでくる。



 きつい登り、林道を横切り急登の後、青根ケ峰に到着。20人ほどの岡山からの登山ツアーのグループと入れ替わり小休止。ここは奥の千本と言われる桜の名所も固い蕾で開花まで10日はかかるだろう。金峰神社あたりから山登りグループが俄然多くなる。


 吉野山の好展望台の高城山で昼食。ここも蕾は硬く桜はずっと下の方で咲いている。メザシ焼くよい臭いと煙に食欲も進み、差し入れられた芋焼酎の味は格別。
桜の木に寄生するヤドリギがどの木にも。卵のように透き通った液果が目につく。

 午後は喜佐谷を宮滝まで下る。象(さき)の小川とか象山(さきやま)とか象の名前がよく目につく。地元の人に聞くと、昔の地名のようだ。現在は喜佐谷(きさたに)。


 宮滝から国道に200mと1500mの二つのトンネルがあり、トンネル越えの道を行くことに。1時間ほど登りの林道が続き登り切ったとろで道が途絶えた。暗い山中に無人の式内川上鹿塩神社があり休憩。ここからは荒れ放題のつづら折の急な下り。真直ぐに道なき道を落ちるようにようやく西河の集落へ。 


 庭先のシュンランの写真を撮っていると、おじいさんが是非持って帰れと何度もいうので断るのも失礼だと思い有難く頂いた。萼が緑の値打ちものだとも言われたが。・・・だが野草はやはり自然の中で咲いているのが一番美しいと思う。こうした狭い植木鉢でひしめき合って咲いているのを見ると哀れな気もする。


 桜の開花は遅れていたが野草は早いように思われた。シャガやクサイチゴ、ムロウテンナンショウなどが咲き始めた。岩湧山で普段見ないヤマエンゴサク、ヤドリギ、オドリコソウ、シロバナタンポポ等が見られた。

ムロウテンナンショウ    室生天南星  サトイモ科

オドリコソウ 踊り子草 シソ科
シロバナショウジョウバカマ  猩猩袴   ユリ科 ショウジョウバカマ  猩猩袴   ユリ科
シャガ  射干   アヤメ科   シロバナタンポポ  白花蒲公英   キク科
ヤドリギ 宿木・寄生木 ヤドリギ科 ヤマエンゴサク 山延胡索   ケシ科


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