熊野古道2

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sanpo.no.303
17年2月19日(土)曇り一時雨 気温10℃〜2月20日(日)晴れ一時曇り 気温6℃

コース:有田市宮原・宮原の渡し場跡→得生寺→糸我王子跡→糸我峠→逆川王子社→久米崎王子跡→津兼王子跡→河瀬王子跡→二川温泉泊→河瀬王子跡→東の馬留王子跡→鹿ケ瀬峠→金魚茶屋跡→原谷皇太神社→今熊野神社→内原王子神社→善童子王子跡→愛徳山王子跡→道成寺   
参加者:28名

 熊野古道とは中世以来、熊野三山(本宮、新宮、那智)へ参詣する人々が通った街道である。熊野詣では、平安時代の後期、上皇(法皇)・女院・貴族がたびたび三山に参詣したことをきっかけに盛んになる。やがて参詣の主役は武士や庶民に移り、先達や比丘尼(びくに)の布教活動もあって、室町時代には「蟻の熊野詣」といわれるほど多くの人々が全国から熊野に押し寄せた。熊野に向かう道には紀伊路と伊勢路があり、紀伊路のうち田辺から先は、山中を本宮へ進む中辺地(なかへち)と、海岸線を迂回し那智・新宮を経由する大辺地とがあった。上皇の参詣を始め多く用いられたのはこのうち中辺地である。大阪から熊野に向かう街道沿いには、王子と呼ばれる祠や社殿が祀られ、三山へ詣でる人たちはここで熊野の神の分身を拝み本山を遥拝しながら道中を進んだのである。・・・くまの古道歴史民族資料館より


 新ハイの「紀伊山地の参詣道を歩く」の第2回目に参加した。コースは糸我王子から始まり神社やお寺を巡りつつ、ミカン畑や民家の軒先や国道、あるいは山道を通り峠越えをする古道で、今回は御坊市の道成寺まで。
先々で表れる古跡や神社、寺院を見学、説明文を読み、いにしえの人々がたどった古道に想い偲ぶ。 鹿ケ瀬峠を越えてから古い石畳が表れてようやく古道の趣。
また温暖な気候で、普段の山ではみられない数々の植物に会えたのも楽しみの一つだった。

 写真以外の樹木:サンゴジュ、ウバメガシ、カゴノキ(鹿子の木)、イズセンリョウ、オガタマノキ等が多く見られた。





糸我稲荷神社
近くに、くまの古道歴史民族資料館があり
お茶を頂く



鹿ケ瀬峠 
ちょっと休憩



逆川王子跡
平安から鎌倉期にかけて
熊野詣の際
ここで旅の無事を祈願した。
九十九王子の一つ



原谷皇太神社 






モクセイ科
オウバイ(黄梅)

別名:ゲイシュンカ(迎春花)



ケシ科
カラクサケマン

(唐草華鬘)

帰化植物
ヨーロッパ原産



キク科
マメカミツミレ


帰化植物
オーストラリア原産



マキ科
ナギ(梛)

マキの仲間

これが針葉樹とは思えないほど葉が広い。
しかし、よく見ると葉脈は全て縦に走っている。
樹皮はリョウブやヒメシャラによく似ている。



シソ科
ヤブチョロギ


帰化植物

ヨーロッパ原産



ゴマノハグサ科フラサバソウ

帰化植物

ユーラシア原産の2年草




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