岩湧山
sanpo.no.249
16年5月2日(日) 晴れ 気温24℃
自然観察会「いわわきネイチャークラブ」に参加
コース:いわわきの道→山頂→急坂の道
メンバー:17名(初参加4名)
四季彩館に集合
四季彩館に9時に集合、参加費を払い名簿にサインし名札を受け取る。自己紹介をする。新しい仲間が4名増えて賑やかである。
Uさんが今日の見どころなど説明する。ユリ科のホウチャクソウ、チゴユリ、ユキザサやスミレ科ではホコバスミレ、ヒゴスミレ、ニオイタチツボスミレが
今日の主な花である。
いにしえの道
四季彩館脇の階段からスタート。この付近は日頃近所でよく見かける野の花が中心でオッタチカタバミ、ヤブニンジン、ミミナグサ、キツネノボタン、クサイチゴ、カキドウシ、
シャガ、キュウリグサ、ハルジョオン、オオイヌノフグリ、ノミノフスマが所せましと咲き誇る。UさんやTさんは名もない草花はないということで初心者の方に丁寧に説明していく。
寺の下ではユリ科のホウチャクソウが咲き始めた。私がチゴユリとの雑種ホウチャクチゴユリがないか探索を依頼。とてもないと思うが関心を持ってもらうため。そういえば八重咲きのチゴユリや
八重咲きのホウチャクソウは野草のマニア間では注目されている。
いわわきの道
ササノハスゲが咲き始めた。ユーモラスなハナイカダが人気がある。葉っぱの真ん中に花が咲くのは花軸が主脈に合着しているため。
Uさんの説明によるとサトイモ科のコウライテンナンショウもユニークである。雄株では虫が仏炎苞に進入しても下方に出口があり出られるが、雌株には出口がなく進入した虫は閉じ込められてその
コウライテンナンショウの栄養となるといわれる。
マルバコンロンソウは一見してタネツケバナと区別がつかないが小葉は丸く茎や葉に毛が密生する。
オオバタネツケバナ、ミヤマキケマン、タニギキョウ、ミヤマハコベ、ジロボウエンゴサク等の花を観察する。
Tさん説明のユキノシタ科のチャルメルソウ、コチャルメルソウ、オオチャルメルソウの違いは従来葉の形で覚えていたが、花被片の数でも確認するという。 それぞれ花被片は3〜5個、7〜9個、5〜9個に分裂するという。違いはここをクリック。
ウスノキは蕚に稜があるがスノキはない。
山頂
4月10日の遅い山焼きで草花の生育が危ぶまれたがようやくススキも10cmほどに成長し、その間にスミレ類が数種咲き始めた。
スミレ科スミレの変種のホコバスミレ、葉のきれこみが人参のように多いヒゴスミレ、よい匂いがするニオイタチツボスミレ、ツボスミレ等。
例年見られるアカネスミレやオカスミレは見つけることが出来なかった。時期が遅いのかも知れない。また注目のヒゴスミレとシハイスミレの雑種と言われるカツラギスミレも見つからなかった。
その他、山頂ではセンボンヤリ、ミツバツチグリが咲き始めた。
急坂の道
ナナカマドとナンキンナナカマドとの違いをTさんが説明しよく理解できた。ナンキンナナカマドの花序の基部には扇形(エリマキトカゲ状)の大きな托葉がある。
四季彩館でミーティング
15時頃戻りミーティング。今日見た花のチェック。またそれぞれ観察会の感想を述べて16時頃散会。
連休のひと時、都会の雑踏を避けて家族で参加したHさん、お嬢さんに「若葉がみずみずしい空気を胸一杯吸って帰るんだよ」と言っていたのが印象的だった。
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連休で多い人出 |
タニギキョウ |
チゴユリ |
ユキザサ |
ホウチャクソウ |
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ヒゴスミレ |
ホコバスミレ |
ニオイタチツボスミレ |
ツボスミレ |
センボンヤリ |
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