岩湧山


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sanpo.no.182
15年1月2日(木) 曇り 気温2℃

コース:紀見峠駅→越ゲ滝→三合目→根古峰→五つ辻→岩湧山→ダイトレ鉄塔75→岩湧山→急坂の道→岩湧寺→神納

メンバー:単独


 新春の初登りはやはり、ホームグランドの岩湧山。
南海電車高野線、紀見峠駅から線路を越え橋を渡ると、三石山と岩湧山の分岐になる。
橋の上に落ちたケンポナシの実を食べる。黒砂糖のような昔なつかしい味がする。

 民家の間を通り、根古川の清流を左手にゆるい林道を登ると、約40分で越ゲ滝。
あちこちでフユイチゴの赤い実が熟し、食欲をそそる。
若者が4人、ナンバーのないマウンテンバイクを車から降ろして準備中。
こんなので山を走り回られたらたまらない。うるさいし、山が荒れる。

 越ゲ滝からは林道からはずれ急な登りになる。
汗が噴出したので一休みし上着をとっていると、私と同年輩ぐらいの単独者が追い越して行く。
杉の植林帯を抜けて、尾根筋の雑木林にかわったが、しばらくして杉の植林帯になる。
小学5年ぐらいの子供と両親らしき3人に追い着き、雑談する。

 約30分ぐらいで三合目に到着。河内長野市方面の見晴らしのよいところ、吹き上げる風が冷たい。
リックにつるした温度計は−1℃。
この辺から残雪があるが、道は凍りついて滑りやすい。

しばらく行くと林道になる。標高749mの根古峰を過ぎたあたりから、一面の雪。12時になった。
もう一度温度計を見ると−4℃。
下着とスポーツシャツの2枚であるが、汗が出るほど体はポカポカ。
厳寒に汗をかくことは、冬の山登りの最高の贅沢かな。

 五つ辻からダイトレ巻き道へ。いつものところで昼食していると、家族連れが通りかかった。
山道をよけようとしてカップ麺をこぼしそうになった。

 4〜5名が見晴らしの良い山頂でくつろいでいた。
声を掛けると有馬から来た中年夫婦で、いろいろ説明した。
「岩湧山の野草、あの変な白い建物はPLの塔、関空手前の建物はゲートタワービル、淡路島や神戸、明石の眺望」など。
 山頂広場には焚き火の跡があった。
新年を山頂で迎えた人だろうか。カヤ原で火事に危険な場所で火気厳禁のはずだが。

 一行と別れて滝畑方面に下る。若い娘さんと母だろうか、階段を登って来る。滝畑から来たという。
カヤ原を後に暗いヒノキ林を過ぎ、雑木帯に入る。
鉄塔75まで来た時、家内からの携帯がなった。「雪が降り出したので滝畑に車で行くのは怖い」と言う。
滝畑まで迎えを頼んでいたが。止む無く加賀田のスーパー山本まで迎えとしたので、山頂から30分ほどのところから引き返した。

 再び山頂に戻ったが誰もいない。急坂の道から岩湧寺に向かう。上から700mぐらいのところまで積雪でアイゼンをつける。
岩湧寺に参拝し、新年の記念に記帳する。

 加賀田の林道を下る。
道端にはタラヨウの赤い実、川岸の岩場にワサビの緑の葉が見られた。ミツバに似たユキワリイチゲの葉が茂っている。
民家の庭先のロウバイが一輪開花していた。
バス停の神納まではいつも車で通うが、今日の徒歩も変化があっておもしろいものだった。


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