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南河内  猿子城山・槇尾山709m・600m
sanpo.no.1212  26年4月24日(木) 快晴   メンバー5名 
コースタイム:9:10滝畑ダムP〜9:56ボテ峠〜10:49猿子城山〜十五丁石地蔵〜12:00捨身ケ岳〜12:55蔵岩〜13:24槇尾山施福寺13:40〜追分〜番屋峠〜ボテ峠〜15:10天神社〜15:30滝畑ダムP




 今日は畑仲間2人と大峰曼荼羅会2人の初顔合わせ。前回の岩湧山に続いて第2回目の槇尾山に向う。


 滝畑ダムの奥にある滝畑大橋手前で右折、西之村に入り直ぐに左折して駐車場に集合。
10台位駐車出来てトイレ完備だ。
この駐車場は5月連休や夏休みには有料になるかも。というのは車の多いシーズンにはこの駐車場を通り抜けて、湖畔の広い有料駐車場に行く通り道になっているからだ。

 初顔合わせをすませて滝畑西之村をダイトレ・槇尾山登山口へ。道案内板もハッキリしてわかり易い。民家の合間の階段を登ると、竹藪になり段々の階段道。よく踏まれた山道は何百年も続く槇尾山への巡礼古道の趣を伝えている。14丁石地蔵が立っている。所々残る丁石が往時をしのばせる。ボテ峠で小休止。

14丁石地蔵 ボテ峠


 ここから進路を南にとり猿子城山に向かう。今まではファミリーコースだったが、ここからの区間は中の上級。激しい登りである。樹木やロープを掴んでスローで登る。この位のペースなら休憩も不要だろう。吹き出す汗に、小風が吹上て心地よい。爽やかな涼風にコバノミツバツツジのピンクの花が揺れる。

 30分程の急登後緩やかになり、平坦な樹林地帯に。この付近は猿子城跡だろうか。もう少し先のピークが猿子城山標高709mだ。
干支の山として関西の山仲間がよく訪れ、それぞれ標識を掲げてその足跡を残している。
彦さんが囲炉裏村のバンダナを持ち出して、全員でバンダナショット。
猿子城山で

 この先のピークは標高713mの槇尾山系最高峰だ。十五丁山と名づけているが山名版はまだ着けていない。今日はこの山頂を踏まず左に巻いて、桧原越に出て交差した所に出る。十五丁石地蔵だ。桧原越ちうのはよく分からんが、この先三国山の先に七越峠があり西行の句碑が立っている。紀州の粉河生まれの西行が、かつらぎの串柿の里からこの和泉国七越峠を通り槇尾山にお参りしたのだろう。この古道を桧原越えと呼ぶのだろうか。

 
捨身ケ岳 標高600m 捨身ケ岳から関空方面


 槇尾山施福寺に向い、山道を下る。途中に崖の上、松の木の間からは岩湧山が雄大に見え、小休憩には良い所がある。
桧原越え道から別れて、上級の蔵岩コースをとる。岩稜の割れ目地帯と岩稜のよじ登り地帯を過ぎると、捨身ケ岳標高600mだ。泉南方面の樹木が切り開かれて、私製のベンチが幾つか造られ絶好の休憩所だ。5人が座ることが出来るベンチが空いていて昼食休憩。山で食べるおにぎりは美味しい。2人は奥様のお手製の素晴らしいお弁当だ。どうも2人の奥様が山登りを歓迎してるようだ。「とうさん元気でルスがいい」かな。
蔵岩

 次々と登山者が休憩に来る。席を譲り出発。右に行くと施福寺直行。左に行くと上級の蔵岩経由コース。岩稜地帯はちょっと心配だったが、我々よりはるかに若い。ゆっくりだけ守れば心配はいらない。アイゼントレの方が休んでいた。アイゼントレとは雪山の岩稜地帯を歩くのに、アイゼンのつま先が岩に引っかかり転倒しないように、岩場で歩き慣らしているのだ。

 蔵岩は岩湧山・金剛山の見晴らしも良いが、岩登りの練習場だ。この下には上級の仏岩がある。我々の師匠山K氏はこの蔵岩で休んでいると声を掛けてくれた。「岩登りをしてみないか。道具は貸してやる。ホームセンターへ行きヘルメットだけ用意してこい」。ということでお世話になった。こうして教えて貰った人はたくさんいて、ここで岩登りをしている人は大概教え子だ。

 コマさんが石垣島のチンスウコウをお茶に出してくれた。冬場3ヶ月石垣島、夏場1ヶ月北海道暮らしの羨ましい生活いてるコマさんだ。
蔵岩から急激な下りでちょっと危険地帯。ゆっくり安全確保しながら下る。
西国4番札所槇尾山施福寺 槇尾山施福寺のケヤキの大木

 槇尾山のダイトレ起点の標識を過ぎて、西国4番札所槇尾山施福寺だ。お参りして、岩湧山のよく見えるベンチで休息。近くにトイレも新設された。
 ダイトレを戻る。古びた石垣と平坦地が随所に見られた。伝えられるたくさんの修行僧の宿坊跡だろう。追分の付近の地図に木戸院跡とあるが全く分らない。番屋峠を通り今朝来たボテ峠まで戻った。 滝畑手前で天神社に立ち寄る。ダイトレから離れて鬱蒼とした杜を下ると赤い建物が見えてきた。

天神社分岐



 滝畑ダムがよく見える小ぶりな鎮守だが綺麗に清掃されていた。石段の駒犬の上にはシャクナゲが咲き始めていた。山登りのフィーナレに安全登山を祈った。

天神社(てんじんしゃ) 天神社
天神社 天神社から滝畑ダム

 


 

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