HOME


第2日目   北ア  大滝山2616m・蝶槍2664m・常念岳2857m 

sanpo.no.982  23年8月9日(火) 曇一時晴   メンバー3人 
 

徳本峠小屋5:42〜7:55大滝槍見台8:00〜10:38大滝山〜12:38蝶ケ岳ヒュッテ〜12:51蝶槍〜17:21常念岳17:30〜18:24常念小屋







常念岳  
常念岳小屋前からガオーさん撮影








早朝の徳本峠から穂高方面の展望
 昨夜はきれいな星空が出ていたというが熟睡しもったいないことをした。今日の行程は12時間余りと長い。大盛りのご飯2杯をかき込んで気合を入れた。昨日の濡れたシャツとズバンは乾いていないが(乾燥室はない)無理やり着込むと寒さに震えた。
夜明けの写真を撮っていなかった。峠から穂高方面がよく見えたので5時半頃写真を撮った。
徳本峠小屋を5時42分に出発した。

 長い登りの後は緩やかな長いアップダウン。樹木に遮られて展望はないが朝陽が樹の間から差し込んで来る。昨日に引き続き足元は泥道で悪い。
 1時間ほど歩いて明神見晴らしの前で重そうなリックの先行者が休んでいた。テント泊で25kもあるという。40代位の方でなかなか追いつけなかった。今日は蝶まで、明日は常念その次は燕から下る予定との話。
ここは展望抜群でリックを下ろししばらく眺めた。前穂の北尾根のすその間からチョコンと槍の穂先が顔をだしていた。右端の方の遠く彼方に今日行く常念岳が見られたが、余りにも遠いので先が思いやられた。
 
 相変わらず泥道歩き。森林限界に達せず鬱蒼とした樹林の中で泥道は続く。先行する武やんはしばしば泥道の泥濘に立ち止まり右側を行くか左側を行くかを選ぶ。あるいは薮の中を迂回する道を選ぶがカッパのズボンを着けていなければ樹木や笹の葉に着いた露でずぶ濡れになるところだった。


更に1時間ほど進んで高さ10mほどのやぐらの大滝槍見台によじ登り展望を楽しんだ。
大滝槍見台からの展望
大滝槍見台からの展望





 今日は道中が長いので休憩時以外花の写真撮影禁止で先を急いだ。
大滝山2616mには徳本峠からから約5時間弱で着いた。
大滝山山荘
 蝶ケ岳に着くとたくさんの若者がテントを張っていた。写真は蝶ケ岳ヒュッテ

 この付近から槍穂高の展望が素晴らしいところだが写真のようにガスがかかりまともに見えなかった。
少し行くと登山路は蝶槍に登って行く。
蝶槍でいろりのバンダナショット
喘ぎながら登って来たおばさんに撮って貰う。
蝶槍から常念岳最低鞍部にかけて標高差200m程の激下り。
途中ではニッコウキスゲの綺麗なお花畑があった。
 今度は最低鞍部から標高差約400mの激登り。
ゴロゴロした岩肌を掴んで登る足取りは重くい。○印ペンキがはげて道を間違ったりし2度ほど小休止してしまった。
ようやくお社のある百名山、常念岳2857mに着いた。ガスで見晴らしは悪い。ここの登りはきつかった。
 今日の宿舎常念小屋には18時24分着いた。途中で連絡していたが・・・もう最後の夕食も済んだところだった。受付で明日の行程を聞かれて「槍」と答えるとせめて西岳ヒュッテまでにしてもらいたいがと言われた。
急いで着替えてビールで乾杯した。
12時間40分の行程で疲れ切ったがようやく歩き終えた満足感が湧いてきた。

今日の累積標高1801mだった。





第3日目槍ヶ岳へ        





 

inserted by FC2 system