岩湧山

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sanpo.no.84
13年5月13日(日) 晴れ。 気温22℃

コース:滝畑→千石谷林道→五つ辻→岩湧山→滝畑

メンバー:Uさん,Mさん,Hさん、私の4名

朝7時、滝畑ダム夕月橋東詰に集合。
今日の計画は滝畑→千石谷→五つ辻→いわわきの道→急坂の道→岩湧山→滝畑で、時間に余裕を持たせるた速めの集合となった。
野草や樹木のベテランのUさん、Mさんの先生2人に山のベテランであるが草木には新米のHさんと私が生徒である。民家の石垣や道端の雑草から目に入る草木を解明しながらの歩行で、千石林道入口の車止めに到着するまで30分も要した。ここの車止めのシャッターは閉ざされているが山側の隙間からバイクが進入可能であり気がかり。Uさんが役所にこの部分の閉鎖を要望しているようだがまだなにも処置されていない。

千石林道に入り、スゲ属が多く見られた。以前私が確認のセントウソウは見つからずヤブジラミではないかと思われた。岩盤のポイントでは10cmぐらいに伸びた青々としたイワタバコの群生。続いて私にとって花名不明だったコウゾリナ、ヤマハタザオが咲いていた。カワラヨモギのめずらしい葉っぱの説明を受けた。
  クレン谷と呼ばれるルートの入り口で63才の尾花さんという方と59才の2人が沢登の準備をしていた。2人とも精悍なタイプで鍛え抜かれた体型をしていた。「水が少ないのでいいですね」というと逆に少ないので残念との答え。
ヘビイチゴとヤブヘビイチゴの違いは区別が難しく、並んで咲いていないと直ぐには分からなかった。中の果床を見れば直ぐわかるが花をもいで確認するのは気がひけた。
大滝を過ぎた。ラショウモンカズラがまだあちこちに咲いていた。先を行くMさんが呼ぶので、林の中に行くとコケイランであった。この付近ではあまり見かけない珍しい花。
   
以前にUさんが見つけたカヤランは花がしおれていたが、Mさんが新たに咲くカヤランを見つけた。
谷川沿いの林道を進むと山側から不意に小さな鳥が飛び立った。道沿いの岩のくぼみに小鳥の巣が見つかり、5個の卵が並んでいた。ウグイスかミソサザイと思われる。近くの樹木の上からキョンキョンと私達を威嚇するような鳥の鳴き声に急いで現場を離れた。


2台のバイクが通りかかったので、Uさんが呼び止め車,バイクの立ち入り禁止区域である旨注意をしたが、2人は無視し先へ進んで行った。Mさんが注意するのに個人の立場でなく指導員の立場で注意したらと助言し、Uさんは大阪府緑とトラスト協会(ミドリスト)の腕章をした。私もこの団体に入ろうかと思う。
五つ辻に到着したのは2時頃になり直接岩湧山に向かう。
また上の方からバイクが1台、Uさんはまた注意をした。Uさんのようにバイクや花を採る者に注意できる人はそんなにいない。みんな勇気を出して声をかけよう。
カヤ原入口の車両侵入防止扉が無施錠でバイクが行き来できる状況であったのは残念。せめて、ここで進入を食止めて欲しい。このカヤ原の入口付近は林道工事で大きく削り取られた。環境が大きく悪化したのに来る人皆驚いていた。

サイゴクキツネヤナギの柳絮(りゅうじょ、糸くず)が飛散し始めた。この綿毛の中に小さな種があり、風に乗り飛び散る。
   
山頂ではヒメハギが僅かに確認できた。少し山焼きが残ったカヤ原には朱色あざやかなレンゲツツジが咲いていた。もし全部焼いていたなら花には合えなかっただろう。秋には移植も検討しなければと思う。皆、熱心に草木の解明にあたるのでかなり遅くなり、元来た駐車場に到着したのは6時頃だった
   

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