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山   名  泉州  岩雄山 375m
    sanpo.no.787 21年1月6日(水) メンバー 単


岩雄山登頂失敗の巻

 昼下がりのひと時、ぼんやりと山地図を眺めて縦走できそうなコースを考えるのも山登り前の楽しみの一つだ。この間、大阪府南部の泉州地域の、周囲を300〜800mの山々に囲まれた和泉市父鬼地区が目についた。すなわち父鬼〜岩雄山〜大石ノ峰〜鍋谷峠〜経塚山〜七越峠〜父鬼を周遊して見たい。

 1998年の古い地図を便りに下見に出かけた。この地区には入ったことがなく僅かに入口にある安産の神様の大野寺へ、10年前位に嫁いだ長女の安産を願って参ったことがあるのみ。 まず、岩雄山への取り付きを探して見ることにした。地区のはずれにある製材所のご夫婦に、取り付きの明神谷を尋ねて見たところ、国道480号線が2車線から1車線になる手前の谷と分かった。ご夫婦にお礼を言い探索に向ったところ、車で3分ぐらいで1車線になる寸前で道路脇に車が2〜3台停められる場所がちょうどよい具合に見つかり駐車した。

 車を停め、ふと前を見ると赤い鳥居の柱に古い赤いテープが巻きつけられていた。明神谷とは少し様子が違うがテープを追い尾根に上った。直ぐにテープはなくなるが微かに道が付いており、測量杭が上に向っていたので、少々藪気味になって来たが従って登った。
ウラジロやコシダ帯で道が分からなくなったが、突破すると40分ほどで尾根に出た。
尾根には古い数本の赤テープと古い岩雄山と大石ノ峰の道標が見つかった。
岩雄山と大石ノ峰の道標
 地図で磁石をセットし岩雄山に向ったが現在地が間違っていたのか、飛んでもない方向に道がドンドン下っていたのでとって返す。この間約30分。磁石を確かめるとやはり同じ方向だった。周囲をうろうろ探して見ると岩雄山方面と書かれたテープがありそちらに向う。古い道は1m位の溝のようになり下に向っている。

赤いテープが時々あるが木の幹に食い込んでいてかなり古い。
 倒木を避けたり木を潜ったりし、暗いイノシシに遭遇しそうな山道の尾根を行くと40分位で鞍部になりやっと道標が見つかった。

 あれれ、岩雄山から外れた地図に載ってる「父鬼区有」の石標であった。どうやら反対に進んだようである。まあいいか下見で色々道が分かって。この石標を西に行けば東風谷、東に行けば探していたセーラ谷だ。

 気を取り直してセーラ谷を下ることにした。最初は道なき下りでやがてはっきりしてきた。 前方が大きく崩れ落ち3mほどの崖で進めない。少し戻り右のガレ場からこの谷を渡った。 朽ちた橋が出てきた。
左の小道より、暗い林を抜けるとイノシシ除けのトタンに囲まれた畑に出た。
間もなく父鬼川を渡る
国道にでた
これでやっとセーラ谷の取り付きが分かった。
 駐車したところに戻る途中、先ほどの製材所の奥さんに会い、セーラ谷を下ったと話したところその付近に持ち山があるが20年ほど行っていないがどんな様子か聞かれた。付近には貝殻の付いた大きな材木が野積みされていたのと思い出だすと、里山は放置されているなあとつくづく考えさせられた。


ルート図 写真 推定

明神谷はもう少し先の道が西にカーブしたところだった。
だが新しいルートが見つけられた。


 




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