金剛南尾根縦走
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金剛山 1125m
sanpo.no.73
13年2月20日(火)快晴。 気温10℃
紀見峠〜金剛山 (この長帳場のコースにヘトヘト)
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金剛山頂の雪像 |
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金剛登山はいくつかのコースがあるが、この紀見峠からの約15kmにも及ぶ長い縦走は、
走破したものにとって辛いが非常に充実するものである。
- 紀見峠駅 8時40分出発
国民宿舎紀伊見荘の前をぬけ、三石台の新興住宅地の脇を通過し民家の間を1kmほど行くと金剛方面を記す道標がある。竹林、雑木林の急な登りの先に旧国道を横切り、紀伊見峠宿場跡方面に進む。民家の金剛南尾根縦走コース方面を記す道標から右折し柿畑の中を登り、雑木林、植林帯を20分ほどで林道と交差し西ノ神に到着。
- 西ノ神 9時35分 4106歩
僅かに残雪あり。
10年生ぐらいのヒノキの植林帯をぬけ、暗い杉林と雑木の急な階段の登りとなる。階段は318歩。ここはゆっくりゆっくりと後に力を蓄えて登る。登り切ったところにベンチがあり小休止。
- ベンチ 9時55分 5245歩
ここから松や雑木帯のゆるやかな登りとなり、左手に三石山が三石台の住宅地が見えてくる。
天見駅方面分岐を過ぎて五条市への展望が開けた送電塔が現れる。軽い下り登りの先に西ノ行者に到着。
- 西ノ行者 10時25分 7236歩
ここのベンチには先客がおり挨拶。
ここからはゆるやかな登り下りの繰り返し、15分ほどで十字峠分岐を通過する。眺望のよい雪のタンポ山に寄り道。本道に戻り少し行くと、道の両側にショウジョウバカマの株が多数あり花芽が膨らんでいた。
- 杉尾峠 11時 9970歩
犬を連れた登山者が休んでいた。葉の落ちた雑木林は明るく、快晴の太陽がふりそそぐ山道は下りになる。
ショウジョバカマ、シュンラン、ツルリンドウ等の株を確かめながら。
- 行者杉 11時30分 11849歩
金剛山山頂までのほぼ中間地点。大阪、奈良、和歌山の3府県の境になっているそうだ。立派な祠があり役の行者が祭られ、脇には5.6人入れるとたん屋根の休憩所がある。熱いお茶を飲んで小休止。神福山に向かう。ここから急な登り階段になり、下り道に慣れた足には辛い登りとなる。展望のきき、日あたりのよい古いベンチに到着、昼食とする。金剛山から下りの5人連れが来て一緒に食事、雑談。
神福山の山頂は道からそれて5分ほど登ったところで、ここにも祠がある。
- 神福山 12時25分 13966歩
神福山、標高792mを過ぎて千早峠まで下りとなる。途中ミヤコアオイ、キッコウハグマらしき野草を確認。
- 千早峠 12時40分 15078歩
高谷山への登りになる。ここの丸太階段の登りはちょっと辛い。ショウジョウバカマ多数、ノギランらしき野草。景色は熊笹帯に変わる。
- 高谷山 13時28分 17189歩
標高935m。この辺から雪がアイスバーンのように凍ってアイゼンなしでは歩けない。
- 中葛城山 13時46分 18580歩
ここから大峰方面の展望がきわめて良好。山上ケ岳、稲村岳、弥山等が一望。
小休止後アイスバーンの急な下りとなり10分ほどで久留野峠に到着。ここから伏見峠までの登りは疲れた足には辛く、棒のように重い。この辺から一面の雪景色になる。
- 伏見峠 14時40分 21390歩
平日のこの時間帯で人影もまばら、千早園地休憩所も閉まっている。大きな鳥居をくぐって最後の登りに
力を出しきって。
- 金剛山山頂 15時20分 24409歩
疲れてへとへとになり、予定より30分遅れの到着。雪だるまが迎えてくれる。
地図では紀見峠からここまで14.9km、24409歩×60cmでほぼ合致。
茶店で熱いコーヒーを飲んで、千早園地に向かう。お目当てのフクジュソウが咲いていた。
香南荘の脇を通って念仏坂を下る。坂道は凍ってツルツル。バスの時間に間に合うか心配だ。
- ロープウエイ前バス乗り場 16時50分 31901歩
年に2〜3回来ているが今日はなでか疲れた。歩き始めはあまり飛ばさずにゆっくり来たのだが。
それでもこの長いコースを歩き終えた充実感で一杯であった。
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