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山   名  吉野 大塔清水ケ岳 1186m
    sanpo.no.727 20年4月15日(金)晴れ 気温17℃ メンバー 5名
コース コースタイム:6:45三日市町→8:30大塔寮8:41→9:16十坪平→9:25 800m分岐→9:33→ 10:23 7号鉄塔→11:17清水ケ峰12:25→12:50 9号鉄塔→13:00 →13:21 800m分岐→十坪平→14:00大塔寮

 「 奈良教大付属演習林 清水ケ峰を巡る 」

車は十津川沿いの国道168号線を走り猿谷ダムを過ぎて南下し、崖崩れで何年も工事が続く国道から迂回する道に入る。迂回路から戻らず直進し赤谷に進むと登山口の奈良教大の大塔寮に着く。赤谷オートキャンプ場に隣接しており、ここの駐車場入口に車を停める。清流を中心にバンガローやキョンプ場が並び、中ほどに中央棟があるがシーズンオフで閉まっていて誰もいない。従って駐車場も開いていないのである。大塔寮に戻り、閉じられた入口の柵を乗り越え中庭に入る。ここも主がいない。主の代わりに満開の枝垂桜が歓迎してくれる。ひこやんが受付に置かれたノートに清水ケ峰登山申し込みをする。受付にノートが置いてあるくらいなら門を開いておいてくれたらなとも思う。
寮の裏手が登山口、道しるべに沿って登り始める。最初は薄暗い杉林のジグザグの急登である。夫婦松等を見ながら登ると次第に尾根道になり、シャクナゲの木が現れて十坪平に着く。ベンチで一息入れて衣服調整を行う。ここら辺から落葉樹の自然林になるがようやくタムシバやアセビが咲き始めたばかりである。標高800m分岐で尾根道と別れて右へ山腹を巻いて進む。イヌブナ、ヤマザクラ、ミズナラの大木の林が続くが葉を落としたままで冬姿。ヤマザクラの開花も5月連休頃だろうか。梢の向こうに見える山は唐笠山や白石山だろうか。トチノキの大木が2本見える。ロープを伝い下りて見るとかなりの大木。根元の方に大きな穴が開いていて中に入って見ると大人5人ほど入れるほど広い。穴から首を出し代わる代わる写真を撮る。付近にはヤマシャクヤクが芽生えていた。
一抱えぐらいの石にビッシリと苔が生えてたのがゴロゴロ転がる苔の沢の自然美は見事だった。清流のそばにはハシリドコロやタチネコノメソウが咲き始めていた。やや急な登りの後鉄塔7号で一休み。付近にはシロモジらしき花が見られた。

ここからは尾根伝いに登り平田平の標識に向かう。道はガレバを下り谷を渡る。唯一危険なところでロープを掴み1人づつ渡る。2つ谷を渡ると緩やかな谷になり3番目の栃の大木が見えてくる。ここでいろりのバンダナショット。再び緩やかな広い尾根を登りイノシシのヌタバを過ぎるとこの付近ミヤコザサやスズダケと表示があるが1本も見当たらない。枯れた跡もなく数年前に絶滅したのだろう。
広い緩やかな尾根が続いて伯母子岳方面への標識が見えると間もなく清水ケ峰山頂である。明るい山頂にはいくつもの山名板がかかっている。南方面が開けて釈迦ケ岳、弥山方面から南の山々が展望できた。この展望を眺めながらゆっくりと昼休みをとった。
清水ケ峰からは素晴らしいブナ帯を下り今朝方の800m分岐に合流して来た道を下山した。途中でクネクネと曲がった珍しい木が印象に残った。

1周5時間ほどでよい汗をかいた。この山の登山時期としては多くの山と同じく新緑の頃や秋の紅葉シーズンが最適だろう。そんな時期には忙しくて来られないかも・・・だから今頃になるんかな。19.4.10にも訪れている。





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