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山   名   嵯峨谷ノ峰(南葛城山) 922m
    sanpo.no.706  20年1月14日(月) 晴 気温5℃ メンバー 単独
コースタイム 8:10出合橋〜沢遡行〜9:24クレン谷入口〜クレン谷西尾根〜10:50のぞき平〜11:56嵯峨谷ノ峰三角点〜12:10嵯峨谷ノ峰12:54〜13:18醤油谷分岐〜13:39醤油谷〜15:15千石谷林道〜16:00出合橋







「再び新ルートで行く 嵯峨谷ノ峰」

今日行くクレン谷までの遡行、クレン谷西尾根の登り、醤油谷分岐〜醤油谷は初めてのコースで少々興味がある。








滝畑出合橋から千石谷の川に入る。2日前の雨で少し増水し登山靴では渡れない。大きな石を10個ほど集めて流に並べる。今日は長靴だから大丈夫だが、後日のため。
谷の両側は高い崖で右岸に踏み後が続いているが、次第に薄くなりなくなる。最初の堰堤を巻く踏み後が続いている。流が左カーブして段差があるところに指しかかると、前に進めない。左手の岩盤を攀じ登る。越えて右下を見ると小淵になっている。時さんが泳げるところがあると言っていたところだ。また左岸から落ち込む30mぐらいの大きな滝、惜しいかな水量が少ない。すぐその上は2番目の堰堤で左岸に巻き道がある。しばらく緩やかな流れに沿う。
水深が深く右岸や左岸に、また林の中に避けて通る。少しの倒木帯もある。岩が簡単に登れないところにはロープを付ける。
やがて前方に関電道の鉄板の橋が見えてくる。林間歩道の続きが気になって見に上る。倒木の向こうはきつい崖になり崩れている。長い滝が見える。見える範囲は5段で3~40mかな。全体をカメラに収めきれない。再び沢を遡行。
感じのよい渓流
高さ40mの滝 残念ながら水量が少ない。
次第に右岸上に林道が見えてきて谷はクレン谷に分岐する。
クレン谷西尾根にとりつく。目印はケヤキの大木。

右に林道のガードレールが見える。
左手にケヤキの木
しばらく右に進み、左に折り返す登り。朽ちた橋を避けて渡り九十九折の坂を登る。クレン谷から山作業のエンジンの音がこだまする。間伐と雑木刈りらしい。右手上に尾根が見えてきて、赤松の多い尾根道に乗る。下から吹き上げる寒風に震いあがる。
右に小さい植林帯に道が続いて従うが、引き返し尾根に向かう。測量杭が倒れている。藪になってくる。師匠が「ケヤキの大木のとこからノゾキ平に登れるぞ」と言っていたのは藪の状態からして随分前のことだろう。大きな木のある陽だまりで1本立てた。1本たてるとは強力が重たい荷物を背負ったまま、腰辺りに杖をやり立ったまま小憩するようである。こうすれば重たい荷物を降ろしたり担いだりする労力が減るから。尾根は左のクレン谷側は自然林、右は植林帯となっている。
雑木と間伐の藪が続き岩が転がりだすと目標は近い。ノゾキ平東80mぐらいの鞍部に赤い紐の目印のところにでた。この道は踏み後がないが、尾根を一直線に登ればよい。殆んど倒れていた測量杭を立て直すしつつ登る。


サカモギ谷の頭を巻かず、クマザサ帯の谷を登りきると三角点にでた。

三角点のあるササ原

写真を撮り嵯峨谷ノ峰(南葛城山)に到着。休日なのに誰もいない。貸切の山頂でうどんを温める。
休憩の後、クマザサに覆われた静かな峰を行き、醤油谷分岐から地図の破線に沿い下る。破線は尾根を左から右へ巻いているが直接クマザサの藪を下ると、道らしい跡にぶつかる。この道もクマザサに覆われ、次第に道跡もなくなる。適当に藪に突っ込みザレ場を下ると醤油谷の流に出た。今日、初めて赤テープを付けた。
醤油谷の沢下りは滝を巻きながら下った。連爆のところは左右とも高巻きのガレ場で危険。直接下るのに用意したトラロープを付けた。連爆2箇所とも5m位の岩壁で、生木の太いのを選んで8の字結びでロープを垂らし下り、また登ってみた。
河原に水のない伏流水となったところは堰堤で、ここからは間もなく千石谷林道にでた。道端をふと見るとお酒とリンゴが置いてあった。山作業人の山ノ神への供物だろうか。そばに腰を降ろして谷川の音を聞きながらゆっくりとお茶を飲んだ。



 

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