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山   名   犬鳴山 922m
    sanpo.no.701 20年1月4日(金) 晴 気温10℃ メンバー8
コースタイム バス停駐車場9:00〜9:45行者ノ滝/表行場〜11:00高城山〜11:18高鍋山12:05〜13:00行者ノ滝/裏行場〜13:41大天井不動尊〜14:00大天井ケ岳14:15〜14:45天狗岳〜15:30バス停駐車場







「大峰山より6年早く開山した、犬鳴山の恐い行場巡り」

大峰漫歩会恒例の犬鳴山の行場巡り。



ひこやんの作ってくれた鳥瞰図





 大峰漫歩会恒例の犬鳴山の行場巡り。なに犬鳴山!甘く見てはいけないぞ。うそと思うなら表行場と裏行場を巡って見給え。西ノ覗も蟻の門渡りも、元山上ケ岳もあるんだぞ。危険な岩山なのだ。気を抜けば谷底にお陀仏だ。大峰山より6年早く開山した兄貴分なのだ。一般のハイカーは山の上をちょろちょろと歩くだけだが、今日は修行だ。本当は白装束で行きたいところなのだ。
午前9時に駐車場に集合した。登山口の行者の滝までは幽邃な渓谷を進む。道の両脇には色んな神様がお祭りしてあり、楽しい散歩道だ。癌の神様、縁切りの神様が印象深いようだ。犬鳴きのいわれとなった犬塚から間もなく不動堂がある。正月らしく護摩を焚く、お参りの人も多い。場違いな登山姿が人目を引くようである。
手水で手を清め本堂のピカピカの板の間に上る。登山靴では気が引けるがどうぞどうぞと言う声に促される。一人当たり500円を集め受付に寸志を渡す。「表行場と裏行場を行くのに本堂を通して頂きたい」と代表のひこやんがお願いする。受付は一番偉そうなお婆さんに取り次ぐ。間もなく全員に子年のお守りが配られお気をつけてと送ってくれる。

階段を登り右の建物が本堂
本堂を通過して谷の突き当りが清滝堂で、その奥に行者ノ滝がある。ショウタンさんがふんどしで行をしたところだ。
その手前の左手の赤い鳥居をくぐると滝の頭にでる。右手に進むと裏行場だが左手にとる。一枚岩の地獄岩の鎖場がありここからが表行場のスタートだ。

清滝堂の右奥に行者ノ滝が白く見える。
餓鬼岩を攀じ登ると左手に蟻の門渡りが見えてくる。断崖の上を通り足がすくむ。頭上に岩がつかえ、最後の登りは足の置き場が難しいが落ち着いて行こう。自信のない人は右の山を攀じ登ろう。幸いメンバーは全員無事に通過。
間もなく西ノ覗である。それぞれ身を乗り出して懺悔する。スリングをつないで支える武やん。
その上は元山上ケ岳の行場となっている。延の行者が祭られ護摩場がある。夏には蛇がうようよするようである。ここまでが表行場である。右手に下り用のロープが見える。
ウバメガシの凄い急登が続き次第に緩やかになる。高城山651m山頂は見晴らしはない。道を左にとり下ると前方に関空が見えてくる。
高鍋山569mで昼食。加寿さんがしるこを作ってくれ温まる。
昼食後コツツキ谷を下り今朝の不動堂に戻る。再び本堂を通過して清滝堂の手前左手の赤い鳥居をくぐり、滝の頭にでる。 ここから右手に進み小川を渡り裏行場にとりつく。ここは危険だから立ち入らないようにと地図に書いているところである。その通り急激な崖を四つんばいになり登る。
先を進む仲間の足の下に手を掛け這い上がるのである。落石が怖い。浮石があるからと何度も声が送られてくる。
初めてのコマネズミさんも緊張気味。
約40分ほど崖道を這い上がり大天井不動尊で小休止。
ここから少し緩やかになり20分ほどで大天井ケ岳612mに着く。山名板がなくなっている。ここから梢の間から五本松が見える。道しるべもなくなっている。
西にとり弁天岳に向かう。紀州の龍門山や飯盛山が見えてくる。途中から燈明岳経由不動堂に下る道があるが、ここも道しるべがなくなっていた。最後の急登の後天狗岳に着いた。天狗の像を囲んでバンダナショット。「おしりの病気は」。帰りはバス停に向かい一直線の急降下だった。駐車場に戻り、み奈美亭の温泉で汗を流して山の疲れを解した。初参加の皆さんも十分に堪能して頂いた。

写真 天狗岳



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