岩湧山


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13年2月4日(日)晴れ後曇り。 気温3℃

いわわきネイチャークラブに参加

昨日まで風邪で熱があり今日はダメかなと思っていたが、幸いにも熱が下がり軽い足取りで集合場所の四季彩館に向かう。途中のいにしへの道入り口付近では、早くもシナマンサクの花が咲き始め私を迎えてくれた。この花は葉が展開する前に開花し1月から3月にかけて咲く早咲き種。


四季彩館前では職員の方が屋根から落ちて積もった通路の雪かきをしていた。
Aさん若夫婦が3ヶ月振りに参加した。もう来ないのかなと思っていたがよかった。11月に撮った写真を手渡す。

9時10分頃、10名が集合した。となりの金剛山自然観察会のYさん夫婦がオブザーバーで参加し、今日1日岩湧山で体験することになった。
リーダーのUさんがその説明役に回り、私達も時々補佐をした。ササノハスゲ、カンスゲ、冬季に大根の似た葉を付けるダイコンソウ、ミヤマウズラ、アケボノシュスラン、ウメガサソウ等の野草を見つけては、説明をする。今は残念ながら花はないがYさんは熱心にメモをとる。人出の多い金剛山では山道では立ち止まって野草の説明が出来るだろうかとYさん。金剛山は確かに岩湧山の10倍ぐらいの登山者が押しかけるからそう考えるのも無理はない。

Mさんが持参したテイカカズラの種の入った豆の袋は興味深かった。その袋が破れてタンポポの綿毛のように野山のあちこちに飛んで種をばら撒く。

ダイコンソウとテイカカズラの種。

 

 

女性のMさんが珍しいものを見つけた。イイギリの木のポイント付近の急斜面の薄暗い雑木林内でのことである。30mほど離れたところにある直径15cmぐらい、高さ10mぐらいの大きな枯れ木にビッシリとキノコが生えていた。中華料理に使うキクラゲだと言う。10個ほど採取し、写真を撮る。鍋や炒め物でおいしいとか。

 

ダンコウバイやツノハシバミの新芽,蕾を観察。ツノハシバミは雄花ばかりで雌花は見当たらない。
展望台から上は先日の雪が山道に残っており、足元は滑りやすい。下りではアイゼンが必要。
巻き道の林道付近で昼食。ここまで来れば雪が15cmほど積もって快適だ。新雪の上を小さな動物の足跡があちこちに続いていた。足跡からノウサギ、イタチかテン、リス等の小動物が想像出来た。

 

山頂までは雪が積もった林道を行く。いつもと違う景色に気持ちも明るい。
山頂下のカヤ場では親に引率された5、6才の子どもが10人ほど雪遊びをしていた。


山頂でUさんが記念写真を撮ってくれた。ここで珍しい人に出会った。
去年の2月に紀見峠→南葛城山→蔵王峠→滝畑ダム→岩湧山→神納→自宅まで歩いたが、その時、南葛城山→蔵王峠→滝畑ダムまで同行した、我孫子から来たと言う方。見覚えがあるので声をかけてみたら、やはりそうだった。その時のお礼を述べHPの名刺を手渡す。東本さんと名乗られた。
今日は天見から岩湧山→槙尾山→岩湧山→天見のルートで槙尾山からの帰りであった。
またの再開を約して別れた。

帰りの道は雪の急坂の道で途中までアイゼンが必要であった。坂の途中で凍りついたキクラゲの枝を拾って帰った。

四季彩館に戻って植物採取禁止の立て看板の設置場所の再確認をした。
作業は3月第2日曜日にする予定。
また野草の刈取り防止の竹の支柱の加工を試した。

家に帰って、鍋物にキクラゲだというキノコを2個入れ、恐る恐る食した。コリコリとキクラゲ特有の音がして美味しかった。それを見て家内も食べ出した。




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