金剛・生駒勘助屋敷〜大日岳〜もみじ谷 
1094m 
sanpo.no.695  19年12月17日(月) 晴 気温3℃ メンバー7

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「金剛山系 峻険な勘助屋敷〜大日岳〜もみじ谷 」

コースタイム:石筆橋9:16〜9:31石ブテ東谷〜9:47勘助屋敷〜11:50六道の辻〜12:11大日岳12:57〜13:12もみじ谷支流〜14:05狼谷分岐〜14:18カヤンボ〜水越峠〜15:10石筆橋


金剛山系の中でも峻険と言われる勘助屋敷(石ブテ東谷支流)に向かった。
 水越峠・石筆橋からしばらくコンクリ道を行き大堰堤を過ぎて石ブテ東谷に分け入る。この谷は大雨でも降らない限り登山靴でも可能。滑り易い小滝を次々巻きながら丸滝谷を右に見送り、勘助屋敷(石ブテ東谷支流)に入る。いきなり3m滝になり左に巻く。右の尾根は中尾の背と呼ばれる尾根道である。
丸滝谷ルートに比べ滝も多く厳しい。その代わり自然美が素晴らしい。
水量が多い時期は一段と楽しい登りとなろう。また雪で凍り付いたときはトレーニング場としてもよかろう。
 一時台風の風倒木で歩き難かったが、今日の岩登りの師匠のTさんやもう一人の大師匠のYさん等の整備により、ロープも随所に設置されて歩きよくなったという。それでも風倒木地帯があり獣道と見まがう巻き道が見られた。
途中、左手に太尾への分岐を見送り登るとこの谷最大の10m滝になる。
 左手にロープが掛けられ1人づつ慎重に登る。1人あたり1分で登る人もあれば2分かかる人もあり、この滝通過に10分余りを要す。凍結していればかなりの難所だろう。
 ここからも滝が連続するが次第に短くなり、最後は泥付きの蟻地獄が延々と続き這い上がる。その上落ち葉が積もりなお歩き難い。
やっとのことで山道にでる。昨日の金剛山の初雪が少し残る。
左 丸滝谷  中下 中尾の背 右 勘助屋敷 中上 六道の辻
石ブテ尾根へ
六道の辻
丸滝谷出会いから六道の辻、大日岳に着き昼休み。気温3℃。
午後は葛木神社の下を巻いもみじ谷を下る。

もみじ谷への取り付き。もう一つは葛木神社下の小鳥の餌付け場
ササの多い尾根は道も分かり難いが素晴らしい自然が残る。
急尾根を下り谷に着くと「もみじ谷」である。「もみじ谷」には5つの堰堤がある。

もみじ谷から尾根へのルート
もみじ谷
 狼谷分岐を通り終着のカヤンボまではさして苦労する箇所は見当たらなかった。

写真 カヤンボの林道にでる。




 今日のコースで勘助屋敷は、きつい滝が連続しバリエーションに富みとても面白かった。雪のシーズンはなお楽しいことと言う。
春の息吹のときも秋の紅葉のときもよかろう。そして単独で来たなら、自然の厳しさを教えられまた、細やかな発見があってなお楽しいことだろう。一度登った人には新鮮な感動が覚えられないかも知れないが。

 尚、勘助屋敷とはまさか山本勘助ではあるまいが。1987年の仲西政一郎氏の地図には勘助屋敷がはっきり載っているが由来はない。




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