大峰十郎山〜小峠山 
1269m・1099m 
sanpo.no.686  19年11月4日(日) 快晴 気温18℃ メンバー6

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「大峰奥駆前衛の十郎山〜小峠山縦走 」

コースタイム:明芽谷登山口6:19〜9:11モノレール〜9:57十郎山10:15〜11:42 P1477 12:33〜14:55小峠山15:07〜16:06水尻バス停



今年10月に十郎山と小峠山に相次いで登っているが、いずれ縦走をしたいと願っていたが早くもチャンスが訪れた。前日、小橡山登山をすませて白川又川谷と明芽谷の合流する登山口に前夜泊。女性陣にお願いしてキムチ鍋とおぜんの前夜祭で盛り上がる。夜は満天の星空の下、えらい冷え込む。翌朝4時リーダーの鳴らす阪神タイガーズの応援歌で起床。
スタートしてから藪漕ぎの杉林の急登。
登って行くと右から左にかけての山道に出る。山道を左に行くと鞍部になり道が別れる。右のウラジロの道をとるがすぐに道は分からなくなる。構わずそのまま尾根に這い上がる。ウラジロ帯と左の林の間を登るのが正解だったようだ。
494mの岩稜の小ピークから北西に曲がり、一旦下って急な尾根を登る。緩やかな鞍部から四つん這いの急登を繰り返して、左が垂直に切れ落ちた尾根道、右は伐採して明るい。次に鹿除けネットを巻きつけた杉林の急登。 杉林は明るいが、足元には1~2mの潅木が茂り、また間伐材がゴロゴロして歩き難い。やがて標高1050mあたりで右の谷から登ってくるモノレールとぶつかる。
この付近は広い尾根になっており、植林のテープが多く間違い易い。前回下りに違う尾根に吸い込まれたところを探す。どうも2~30m手前から下ったようである。来ることがないかも知れないが下り用に赤いテープを何本も付ける。モノレールに沿ってしばらく進むと自然林になり、左に大きな山塊が見えてくるが十郎山は右の林に隠れている。

前回迷い込んだあたり。
 やがて急な登りの後、自然林の美しい十郎山に到着。
十郎山で一息入れて1477峰を目指す。1477峰までは軽いアップダウンを繰り返す、広い尾根道を行く。道らしい道がなく磁石がないと迷い易い。
時々、釈迦や大日の鋭鋒が木立に垣間見える。余りのも気持ちがよいので若い人達ははしゃぎ回っている。
ゆっくり紅葉を楽しみながらP1477峰に着く。
1477峰からこのまま北西に進むと奥駆の孔雀岳に達する。昼食休憩後、進路を逆に東南にとり小峠山を目指す。小峠山経由し下山口の水尻バス停まで4時間を見ているので、途中で迷えば日没になる。山道は尾根を辿り下っており、自然林が素晴らしい。進むに連れて釈迦ケ岳がだんだん緩やかに見える。
途中ワーちゃんが赤いイチイの実を拾い食べる。美味しかったが種は有毒で食べないようにとのこと。
途中から垣間見えた岩屋谷滝。

スズダケ帯は1回刈られているようで通り易い。テープも時々あり、小峠山に近づくに従い多くなる。十郎山には一切なかったが。細いヒメシャラ帯から小さなアップダウンの後、苦しい登りが20分ほどあり小峠山に到着。
小峠山にて

小峠山に到着は予定より30分も早かった。
西の小峠山からは、孔雀岳から今日歩いた1477峰、そして小峠山までのルートが展望できた。小峠山を後に激下り、ススキをバックに傘捨山が輝く。
真下に池原ダムを見下ろしながら駆け足で水尻バス停に着く。回送していた車で登山口まで戻り縦走は完結した。苦しいながらの長時間の歩行も楽しい思い出となり、充実感で一杯である。メンバーの皆様どうもお疲れさま。
ルート図  ひこやんのGPS


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