大峰  下多古川沢登〜大所山 1345m
sanpo.no.663 19年9月4日(火)晴れ 気温30℃ メンバー12名

HOME



[ 下多古川沢登り〜大所山 ]

コースタイム:弁天岩奥の広場7:15〜7:40琵琶滝〜8:30中の滝〜木の葉イラズの淵?〜一番奥の滝〜10:40今宿跡分岐〜12:32尾根〜P 1401〜14:25 P 1284〜15:03大所山〜16:17弁天岩奥の広場

 例会山行 初めての沢登り。家の近くの上山谷で2回練習をつんだものの、今度のは大きな谷で不安がある。前夜、弁天岩奥の広場でテント泊。夕方から激しい雨が降り、上がった合間にテント、食事をすませたが、他の仲間は杉ノ湯川上で足止め、軒先で寝たようである。翌日6時過ぎに合流し食事コーヒー。ミーティングの後、自己紹介。琵琶滝までは登山道を登る。なお囲炉裏村からひこやん、kissyan、シルバー少年が参加した。

琵琶滝
 50mの琵琶滝を左に巻く。展望所から山腹の急なガレ場から、草薮を過ぎ祠の前を通り15分ほどで琵琶滝の滝頭に着く。

琵琶滝の滝頭
滝頭で一息入れて入渓。清流は冷たく気持ちがよい。 大岩の何箇所かでリーダーがスリングで補助する。
沢を登る
40mの中ノ滝は左に巻く。
 誰かが言った木の葉イラズの淵(本当かどうか?先ほどの淵もこれが木の葉イラズの淵と言っていたが)には30m滝が2段に落ち込み高い崖、リーダーが優しいルートを探しに行き15分ほど待つ。右に巻くロープが見えるが急な崖を避け、滝から15mほど戻り左岸を登り岩の縁をへつりながら木の葉イラズの淵を巻く。

木の葉イラズの淵
再び清流に入り進むと右岸に古い石垣の跡。奥駆道の今宿跡からのルートであろうが、上がって見ると道らしき跡があるがすぐ消えていた。

石垣の跡
3番目の30mほどの大きな滝にぶつかる。この滝を巻くのに5分ほど戻り、先ほどの石垣の手前で右岸の古道に乗り、直ぐに分からなくなるが尾根を登り、下ると先ほどの滝の上流にでた。
テントを張れるような広場で、空き缶などから休んだ跡が認められる。サブリーダーのIさんの沸かしたコーヒーは美味しかった。有難う。
 谷の分岐が3箇所表れ、その都度右に細くなった沢の源流部へ進む。水溜り、周囲を皆で囲んで23cmぐらいのアマゴを捕まえ、写真を撮り放流する。ホッとしたひととき。
 最後に細くなった流れの右から、急な斜面を喘ぎ喘ぎ10分ほど登ると尾根にでた。目標とするP1314mからややP1401m寄りだった。天気は快晴で残暑が厳しく、沢の水に代わり汗まみれ。
四寸岩山 大所山?
 ここから大所山・蛇腹までの尾根はところどころ古いテープがあるものの、シャクナゲが大きく育ち葉影に隠れたりして分かり辛い。スーパーの白い買い物袋を裂き、テープ代わりとしたのがよく目立ち役立った。がこれとて信頼出来ない。P1284mではひこやんが見つけた印、手前を右に降りるべきだったのを、真っ直ぐ進み崖に突き当たり、右へ巻いてリーダーの設置したロープにカラビナをつけて1人づつ崖下に下る。まあ手前から下りたとてロープが要ったかも。

崖を越したところから撮影
崖は15mぐらい。ロープで確保すれば直に降りられると思う。
実際は写真左の谷へ下り写真の尾根に登ったところ。
 このP1315m〜P1284mまではシャクナゲや他の木のジャングルで踏み跡は隠されており時々山道が顔を出す程度でかなり分かり辛い。また尾根も広いところがあり地図の読図が求められ、1人では相当なベテランでないと無理。P1284mを過ぎると快適なブナの尾根が続いて、蛇腹の上で琵琶滝から大所山の道に合流する。
白髭岳、大台方面

雲の下の山上ケ岳

 大所山の尾根から山上ケ岳、白髭岳、大台方面の展望を楽しむ。下りは長い杉林とマツカゼソウの臭いが漂う藪道だった。9時間にも及ぶ長いトリッキーなコースは大変面白く、十分に堪能した。今回のコースは5番関から大所山に行きたいと思っていたのが、沢から上がった後は大部分同じでこれも実現した。皆さんお世話になりました。



 この年にして初めての沢登りで、いろいろ不安だった。 まず服装や履物の心配。水切れのよい服装ということで、ジャージのトレパンに半そでのジャージのシャツ。履物は7年前の渓流シューズ。鮎つりをよくしていたから。フェルトも大分磨り減っているが、この分なら行けるだろう。そして両膝と両肘にウレタンのサポーターをはめた。岩によく擦れるところだから。リックの荷物も不安だ。ゴミ袋に詰めた中身は履き替え用の古い登山靴、着替え用の下着とズボン、シャツ。これに食料などを入れるとリックは満杯。後で分かったことは沢から上がって、衣類の着替えはしないので着替え用の下着とズボンは不要だった。靴も軽いスニーカーか地下足袋。地下足袋の上にワラジかフェルトの滑り止めが軽くていいなと思った。丘に上がればフェルトを外せばいいから。地下足袋なら田舎へ仕事の手伝いのとき履いてるのがある。また水で体が冷えるため、コンロを持参し、温かいコーヒーやラーメンがいいと思う。





今回歩いたルート




HOME     inserted by FC2 system