岩湧山

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sanpo.no.66
12年12月23日(土)晴れ 気温10℃


防火帯の焼却作業実施

朝5時起床し岩湧寺下の駐車場に向かう。6時20分急坂の道より登り始める。白みはじめた空だがあたりは暗く懐中電灯で足元を照らす。河内長野市内の明かりがきれいに見える。時々チャッチャ、チャッチャという小鳥の声がする。ススキの原についたのは7時頃でまだ誰も来ていない。坂道は霜で真白。2cmほどの霜柱を踏みしめ山頂に向かう。金剛山方面の空が茜色に染まっている。山頂に着いた時は汗びっしょり。熱いお茶を飲みおにぎりを食べる。

しばらくしてススキの原入口方面に戻ると、滝畑地区の方が焚き火を囲んでいた。
見覚えのある方に挨拶。今年2月滝畑のキャンプ場でお会いし話し込んだ方。後で分かった区長のTさんである。
昭和40年頃までは山焼きが行われたこと。
付近の山に燃え移ったりしたいへんであったこと、みんな長い時間かけて登り、山焼きは苦痛なものであったことなどをお聞きする。
8時ごろ、20代から70代と思われる40名近くが集合した。
地下足袋姿にリックを背負い、手には柄の長い鎌を、またその内の10名が草刈機を持参していた。
区長のTさんの挨拶と作業の説明後、滝尻地区の方14,5名は
右手に、その他の地区の方は左手に分かれ作業開始。
今日の作業は先日刈り倒された幅30mぐらいの防火帯の
ススキや雑木を数カ所に集めて燃やしていく。春の一斉山焼きの準備である。

 

日当りのよい場所では早くもバチバチと音を出し勢いよく燃えあがっている。
日当りの悪い場所は1日前の雨で下が濡れていて、なかなか火が付かない。大型のペットボトルに用意した灯油をまく。それでもなかなか着火しない。乾燥したワラビのからを集めようやく燃え出す。
一旦燃え出すと太い生木でも音を立てて燃える。
私も大きな木の棒を持ち刈り倒されたススキや小枝を集める作業に加わる。足元は霜が溶けだしドロドロ。

 

 




もう少しいたいが所用で10時頃下山する。四季彩館に立寄った後帰宅。途中の加賀田付近で見る岩湧山には高々と煙が上っていた。自宅に帰っても昼頃までよく煙が見えた。多分岩湧山の見える地区ではこの煙がよく見えたと思う。


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