大峰 大普賢岳 1799.8m |
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sanpo.no.649 19年7月23日(月)曇り 気温20℃ メンバー6名 |
[ 大普賢岳〜無双洞一周 ]
コースタイム:三日市町6:00〜7:45和佐又ヒュッテ7:54〜10:26大普賢岳10:35〜11:42稚児泊12:06〜12:38七曜岳〜14:12無双洞14:29〜16:28和佐又山〜16:47和佐又ヒュッテ |
7:54 夏トレを兼ねて、大普賢岳〜無双洞一周に出発。前日、無双洞の水の様子を和佐又ヒュッテに聞いていたから安心だ。そして今日の天気予報は0%〜10%である。梅雨明けの青空を期待したが、朝から霧が立ち込め蒸し暑い。昨日までの雨で山道はドロドロ、時々風が木をゆすり天梅雨が落ちてくる。霧もまあ朝のうちだろう。 朝日窟にて |
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和佐又山と無双洞分岐を過ぎ、始めの内は緩やかな登り朝日窟などを通り3つ目の笙ノ窟で一休み。 笙ノ窟にて |
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鷲ノ窟を過ぎると急な登りとなり、以前ひこやんと登った日本岳の鞍部の尾根にでる。 | ||
ここからは長い梯子を伝い石ノ鼻に着く。岩に登って仲間と交代で写真のポーズをとる。相変わらず霧が晴れず見晴らしが全くない。深い崖には幾つかの立派な梯子がかかり安心だ。小普賢岳から一旦下り大普賢岳への最後の登り、濡れた梯子や木を掴み慎重に進む。奥駆道の手前で嬉しいことに、ショウキランに会えた。 ショウキラン ラン科 |
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大普賢岳に向かう道端にはナツノタムラソウに似た花がたくさん花盛り。後で調べるとナツノタムラソウの変種ミヤマタムラソウ(別名 ケナツノタムラソウ)のような気がする タジマタムラソウ,シマジタムラソウの可能性もあります。 ミヤマタムラソウ シソ科 |
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10:26 大普賢岳山頂に着いてもガスは晴れず期待の大展望もなし。 いろりのバンダナショット |
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大普賢岳を後に急な下りの後、緩やかなヒメザサの草原。水太覗からの景色もよいはずだが。去年8月初めここで見た、期待のイヨフウロもまだ姿を見せず。この付近はシャクナゲやブナ、カエデが多く水平道でのんびりと散策できるところ。 カエデの木にシモツケが生えていた。 |
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道は弥勒岳から国見岳を巻いて(国見岳は確か以前は上を通った気がする)サツマ転げと言われる急峻な下りで、ロープや木の根に掴まり慎重になる。苔むした鞍部はキャンプに適した稚児泊という行場。ここで昼の休憩。ここにもミヤマタムラソウやコナスビが見られた。 稚児泊 11:42〜12:06 |
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七曜岳も大普賢岳等の絶好のポイントであるが霧の中。七曜岳からすぐで奥駆道に分かれ、無双洞方面に下る。 七曜岳 12:38 |
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始めは急な崖を下り、途中から自然林の下り。奥駆道でないからロープや鎖もない。古く狭い木の階段は雨に濡れて危険。長いうんざりするような下りが続く。天気がよくなり大普賢岳の一部が見え始めたが相変わらずガスの中。 | ||
水の流れの音が聞こえ始め、下の方に流が見え始めた。無双洞で鍾乳洞から噴出す冷たい水を腹一杯飲み込む。 無双洞 14:12〜14:29 |
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無双洞の流を渡る | ||
いよいよここから2時間の登り。石灰岩がゴロゴロしていて岩が白い。急な梯子やロープを伝う。 | ||
15:22 真っ黒な底無井戸が口を開いている。石を投げ入れると間を空いてボチャンと音が帰ってきたから相当深いとみた。 |
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1時間ほどで鷲ノ窟への分岐になる。さらにダラダラとした長い登りで和佐又山分岐を過ぎ、和佐又山山頂に立寄り下山した。 和佐又山山頂 16:28 |
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和佐又山からの展望。小普賢岳方面 帰りになって天気がよくなった。 夏山トレのつもりが、本番並みの、きつい縦走だった。メンバーの皆さんお疲れ様でした。16:47 |
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その他見られた花 | ||
バライチゴ バラ科 | ギンバイソウ ユキノシタ科 | |
キンレイカ オミナエシ科 | コアジサイ ユキノシタ科 | |
コナスビ サクラソウ科 | ママコナ ゴマノハグサ科 | |
ミヤマシグレ スイカズラ科 | オトギリソウ オトギリソウ科 | |
ヤマアジサイ ユキノシタ科 | ヤマジノホトトギス ユリ科 | |
ノリウツギ ユキノシタ科 | ミヤマタムラソウ シソ科 |
概略ルート GPSの記録ではありません。