奥美濃 天生湿原・籾糠山(アモウシツゲン・モミヌカヤマ)   
sanpo.no.632  19年6月19日 曇り 気温20℃ メンバー4名

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[ 天生湿原から、森の妖精が住むカラ谷原生林を通り籾糠山へ ]

 コース:天生峠→天生湿原→籾糠山→木平湿原→天生湿原→天生峠                

 
 花巡りの達人達のお誘いで参加した。緑花のニリンソウにも会いたいが久しぶりに仲間にも会いたい。
前日、白川村に行き、和田家などを見学し旅館に泊まった。
 天生湿原は飛騨市と白川村を結ぶ国道360号線の天生峠が入口である。天生峠の広い駐車場には観光バス1台と数台の乗用車があるがガランとしていた。今年、国道の冬季閉鎖は例年より早く6月1日に開通している。開通と同時に多数の車で満車となるという。雪解けを待って、標高1400mの高層湿原の野草が一斉に開花するのである。
入口で「自然保護協力金」を1人500円支払う。
しばらく登り下りがあって天生湿原に着く。
 今日はこの天生湿原を通りカラ谷から籾糠山をピストン、小さな木平湿原から再び天生湿原に入る1周コースを散策した。時期的には花の端境期で、残念ながら緑花のニリンソウには見られなかったが、緑花のゴゼンタチバナや初めてのサンリンソウに会えた。端境期とは言えさすがに草花が多かった。
 また、カラ谷原生林はブナやカツラの巨木が茂る森の妖精が住む別世界で、まるでおとぎの国のようだった。
籾糠山山頂 標高1744,3m
雲っていて北アルプスや白山は見えなかった。
 国道の時間工事があり、旅館で尋ねたのとは違っていたので15分前に閉まっていた。2時間も待つわけにもいかず、天生峠まで1時間ほど歩いた。帰りは車の場所まで、自然保護人の旅館の息子という若者が親切にも送ってくれ、気分もスカットした。



天生湿原、籾糠山、木平湿原で出会った花々
アカモノ ベンケイソウ
緑花のゴゼンタチバナ キヌガサソウ
コバイケイソウ コブシ
コミネカエデ コヨウラクツツジ
ミドリユキザサ ミツバオウレン
ミツガシワ ムラサキヤシオツツジ
ムシカリ ヨウラクツツジ
サンリンソウ タニウツギ
タテヤマリンドウ コキンバイ
ツバメオモト ツクバネソウ
ツマトリソウ ウワミズザクラ
オニシモツケ マイズルソウ
ヒメモチ ズダヤクシュ
その他、ラショウモンカズラ、ルイヨウボタン、ユキザサ、ギンリョウソウ等が見られた。
 他の方のホームページによると6月始めには、ミズバショウ、ザゼンソウ、ノウゴウイチゴ、ミツバノバイカオウレン、イチリンソウ、ニリンソウ、緑花のニリンソウ、ヤマクワガタ、サイハイラン、サワラン、ヒメイチゲ、キクザキイチゲ、エンレイソウ、タニギキョウ、ショウジョウバカマ、ミヤマカタバミ、タケシマラン、イワナシ、クロウスゴ、ネコノメソウ、ヤブデマリが見られた。



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