京都北山 芦生   
sanpo.no.611  19年5月12日(土)晴れ 気温17℃ メンバー5名

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[ 京都北山 芦生の入口を巡る ]


 

 コース:広河原9:45→10:25佐々里峠10:30→11:04大段谷山取付→11:15芦生古道取付→11:47廃村灰野12:25→13:20管理事務所→芦生古道14:28→15:10佐々里峠→15:50広河原                

 京都出町柳からバスで約2時間、この奥深い広河原の山里に降り立つと昔の山村に戻ったような懐かしい気分になる。おだやかな清流のもとに藁小屋の集落が点在する。春も深まり、川の岸辺にはやや長けたコゴミ。つい2週間前にこの山菜を少しばかり頂いて帰り、早春の香りを楽しんだが。
  広河原
準備を整えてオバナ谷から佐々里峠に向かう。
オバナ谷
 佐々里峠には石室があり一息入れる。今日は出来ればカズラ谷を遡行し、小野村割岳を通り広河原に戻りたい。カズラ谷小屋に12時30分まで到着しなければ引き返す、行程に余裕がなくゆっくり休憩できない。
佐々里峠
佐々里峠から北にとり階段を登る。新緑のブナの大木の道は快適。小ピークを越えて小野村割岳分岐から灰野に下る。
小野村割岳分岐
先頭は神戸から参加の66歳のAさん。そして次はもう一人六甲全従に参加している72歳のSさん。2人とも帽子からタオル姿に変身、小枝を杖に快調。大段谷山分岐から灰野谷へ。
大段谷山分岐
芦生古道分岐
 途中で間伐したばかりの植林に突っ込む。下方に谷が伸びているので真っ直ぐ藪漕ぎすると山道にでた。あまり時間は食われていないので安心。道は川の左岸を登り、下り、鎖場を過ぎると間もなくトロッコ道の廃村灰野に到着。11時47分。これでは12時30分にカズラ谷小屋到着は無理である。神戸のお2人は惜しそうであったが残念し河原でゆっくり昼休み。ツエルトとロープを入れてきた私も残念な気がした。帰りバスがもう1時間余裕あればなあ。考えて見れば朝5時30分の電車で出て、登山開始10時前では元々無理な話。
 「ここの河原は梓川の流を思い出す」とSさん。なるほど上高地のようなきれいな流れだ。
 帰りは芦生古道を戻ろうということに。
トロッコ道を伝い橋を渡り、取り付けを尋ねるが事務所が休みで留守番も知らない。
 橋を少し戻ると古い黄色のテープが一つ。後が続いていない。少し登って見るというので従う。どうも境界杭のテープだろう。が神戸の住人はガレ場を這い上がる。一向に戻らないので、私も磁石を南にセットし、ジグザグに南寄りに獣道を伝う。
 尾根に上がればこっちのもの。30分も登ると古いテープのある尾根だった。しばらく待っていると下の尾根道から仲間がやってきた。さてこの古いテープの続く尾根道はどこへ向かうのだろうか。大段谷山の手前の尾根に向かっているようだ。

 大木や広い緩やかな快適な尾根道。だが踏み後はない。やがて前方から「出たぞ」という声がして、今朝方通った芦生古道復活の標識にでた。それにしたも神戸の住人は健脚だ。まだ上に80歳代の仲間がいるという。私も山の寿命を伸ばすぞ!

今回は芦生の入口まで。次回は準備を整えて芦生で最も奥深いカズラ谷を巡りたい。車なら日帰り、バスならテント泊だ。
倒木に押さえつけられて曲がったサルメンエビネ




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