岩湧山

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12年11月5日(日)くもり時々晴れ 気温20℃

いわわきネイチャークラブに参加

午前中は雨の予報で心配していたが、黒く曇っただけで一雨もなく回復、ただ気温が20度となり、むし暑い。
午前9時に四季彩館へ集合。今日の参加者は9名。

世話人のUさん作成の24ページもある、この時期にふさわしい野草の紹介、自然公園法など盛りだくさんの「しおり」を受け取る。毎回、くわしい解説のあるこの「しおり」の作成に感謝します。

Uさんから、今日のコース、スケジュール等の説明がありスタート。
いわわきの道では、わずかに花を留めているのは僅かで、元気な見頃の花は、ヤクシソウ、ベニバナボロギクのみであった。

この時期、紅葉とともに(まだ10日ほど早い)木や草が赤や青の実をつけ森を彩る。
私が今日確認した実

岩湧寺の上で刈り倒されたウバユリの種を拾い、Uさんと、あちこち蒔きながら登る。
来年こそ草刈の前に、貴重な花に目印をつけて、刈取り防止をしょうと話しあう。
ただし、公開されてしまうので盗掘の恐れがあるが、知らないで根こそぎ刈取られるよりいいかなとも思う。
まず、心配なのは山道脇の1mほどの高さのコショウノ木。目印をして、逆に盗掘に合うのではないかと気になる。
目印を止めるとムラサキシキブの木のように刈取られる恐れがある。

いわわきの道の展望台の上付近、11時ごろから朝日新聞主催のハイキングの列に合う。
結局この列に山のあちこちで出合うのが3時ごろまで続いた。約1000人が参加したという。

  スッポンダケ

この列を避けて、ダイトレから巻き道の林道を行く。スッポンダケという奇妙なキノコを採取。タッパ−にはいろんなキノコが集まった。あちこちでツルリンドウが赤いルビーのような実をつけていた。
季節はずれのシハイスミレの花が咲いていた。Aさんがイガホウズキの緑の実を見つけた。明るい木の下で昼食にする。

山頂直前の山道は先ほどのハイキングの人で行列になった。
貴重なウメバチソウの花は終了していた。それでも、メンバーはハイキングの列に見つからないようにウメバチソウを代わる代わる見学した。
山頂ではセンブリ、リンドウ,アキノキリンソウが満開であった。去年は見られなかったワレモコウの花、僅かだが4輪咲いた。
刈取り防止の柵をしたのが良かった。10倍のルーペでみると、小さな暗赤紫色のきれいな花が見られた。

山頂西下のベンチ付近まで下り、センブリ、ハバヤマボクチの花を確認。若いAさん夫婦にヒキオコシやセンブリの苦い葉を試食させた。身をもって覚えてくれるだろう。

山頂の広場は人でいっぱい。うっかりすると迷子になりそう。リンドウの花を持っている男性にUさんが注意した。
なかなか勇気のいることだが、すぐに理解してくれ、それを預かり四季彩館へ届けた。
Aさんの環境庁自然指導員の緑の腕章があれば、堂々と注意できるのだが。私もこの夏、キキョウの花を手にする女性に注意し「拾ってきた」と言われて、気まずい思いがした。腕章がなくても、やはり見つけたら注意はしよう。

       シラキ

戻りの急坂の道ではダンコウバイやシラキがきれいに紅葉していた。これから1週間もすれば見頃となろう。
Mさんの葛城山の自然保護に協力し(落葉樹をふやすため種子を集めている。)、ナラ等のどんぐりを拾いながら下る。岩湧山のドングリとは遺伝子が違うが、どうかなあと言い合いながら。

四季彩館に戻ってミーティング

  1. Uさんから貴重な植物を守るため、大阪府南河内農と緑の総合事務所(以下当局)に働きかけて、貴重な植物は草刈前に「いわわきネイチャークラブ」で目印等して、刈取らないことの同意を得たことが報告された。これについて柵を作りテープで囲う、まわりを坪刈りする案がだされた。

  2. Mさんより植物採取の防止の看板を当局に依頼し、岩湧山の10箇所表示してくれることとなった。これに使う標語の依頼があった。

  3. Uさんから11月12日の大阪府、河内長野市、大阪緑の少年団連盟、大阪みどりのトラスト協会主催の「森づくりとハイキング」の説明があり参加者を募った。

きょうは、採取した見本の草花はなく、キノコの同定に四季彩館のNさんがあたってくれた。
最後に私の応募標語。

 




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