大台 馬ノ鞍峰〜大台ケ原   
sanpo.no.605  19年5月3日〜5日(木)晴れ  メンバー11名

HOME



[ 馬ノ鞍峰〜大台ケ原 テント泊縦走 第1日目 5月3日 晴れ  南朝終焉の地 三之公から馬ノ鞍峰へ]


 コース:三之公登山口10:30→11:00明神滝11:10→12:11三之公13:00→14:30馬ノ鞍峰→16:50地池越テント泊                


Mリーダーのテント泊の例会山行に参加した。
上市駅からタクシーで1時間余り林道終点の三之公登山口へ。
タクシー代約11,000円(参考のために書いておきます)

連休とあって林道終点の三之公登山口には、13台の車が押しかけていた。
30分ほど歩いて明神滝に。
5分ほど下ったところにある。
 三之公行堂跡では北朝からの追尾を逃れてこの地に住んだ南朝を偲んだ。南朝の再興を期したが病で倒れこの地に眠る。吉野川(紀ノ川)源流のこの山奥深い地なら安全だろうが、当時は狼や熊の住む大変なところであっただろう。
 

注1 三之公とは尊義王と子供2人と思います。
注2 行堂(あんぐう)とは天皇が行幸(外出)のときの仮の居い。


尾根に乗れば背後に白髭岳が見え始める。
ヒメシャラやブナの原生林になる。
シャクナゲの蕾みは硬い。
馬ノ鞍峰山頂 1177m に到着
大台ケ原と明神岳の従走路のほぼ中間点
重い荷物で亀の歩みでなかなかテント泊地に着かない。しつこいほどアップダウンが続く。
ようやく地池越テント泊地に到着。
水場は10分ほど下ったところにある。
地池越テント泊
疲れ切って眠ってしまい星空を見れなかったのは残念。 







[ 馬ノ鞍峰〜大台ケ原 テント泊縦走 第2日目 5月4日 晴れ 今日もしつこいアップダウン ]


 

コース:地池越7:00→9:04山ノ神ノ頭9:20→10:00湯谷ノ頭→11:40ブナの木平12:51→13:50父ケ谷ノ高→1094P14:16→→1094P15:15→16:25振子辻→16:55振子辻水場 テント泊 

 
今日も快晴の天気に恵まれた。出発はちょっと遅い7時。
ピークに登りきると池木屋山(写真)が見え出した。

山ノ神ノ頭の手前の尾根のルートが下降しだした。
林道が下に見える。どうもおかしいのでよく調べると右の尾根から行くようで、来たのは左の尾根だった。戻る途中に印の古いテープがあり山腹を巻いて右の尾根に向かっており、ルートに乗る。これじゃ初めから右尾根に向かいテープを付けて欲しい。
山ノ神ノ頭への最後の登り
山ノ神ノ頭 1099m 山頂
去年の4月30日にも訪れており、その時付けた山名板があった。
山ノ神ノ頭からの下りは細尾根でスリル満点
湯谷ノ頭あたりが最も険しい。

軽のデジカメが故障、勝手にPCモードになってしまった。仕方なく携帯で撮る。まあ最近の携帯はよく写るものだな。立て写真は携帯で撮る。

ブナの木平で昼食
広々としたキャンプ適地、谷へ下れば水場がありそうだ。
ブナの木平

休憩中、Mさんのリックを担がせて貰った。ウッ!重〜い25kも。私より10k近く重い。がもう一人上手がいた。27kも担いできたのだ。その方はずっと歩行が遅いなあと思っていたが、・・・。失礼なことだった。
父ケ谷ノ高あたりで大きく右折する。
現在地の表示がなくてどこを歩いているのか分からない。gps持参の人に調べてもらう。
今日も昨日以上にしつこいアップダウンが続き、なかなかキャンプ地に着かない。
同僚の髭のT氏に出会う。大台から重いリックを担いで縦走して来たのだ。
振子辻は山の上だった。
しばらく前に進むと鞍部になりようやく5時前、キャンプ地に着いた。
隣りから臭いがプーンとくる。夕食は焼肉や焼き魚と豪華版。
こちらは貧しく、レトルトご飯にラーメンだ。せめて焼酎のお湯割りでも。ここでリックの重さの差がでた。
今夜はやけに暑い。パンツ一つでシラフに潜り込む。
ラジオから、明日は昼頃から雨の予報。明け方でなくよかった。








[ 馬ノ鞍峰〜大台ケ原 テント泊縦走 第3日目 5月5日 曇り 厳しい行場並の急登の後は絶景の御座ー]


コース:振子辻水場6:21→7:45引水サコ8:00→8:50御座ー9:10→9:30添谷山9:40→10:56大台辻11:39→12:20こぶし峠→13:00安心橋→13:58川上辻→14:22大台ケ原ビジターセンター 


引水サコは登山道の真下に水場があるが、斜面でテントは2張が限度。
引水サコを過ぎると厳しい行場並の急登が待っていた。倒木や岩がゴロゴロ。
この難所を登り切ると、展望のよい岩場の御座ー

御座ーで一休み。
御座ーからは目前に伯母ケ峰や三津河落山が見える。
薄い朱色のアケボノツツジが満開で辺りを飾る。コバノミツバツツジとともにとても清々しい。
シャクナゲはポツポツ咲き始め。
急登を登りきり添谷山1250mに着く。
ここからはちいさなアップダウンが続き大台辻に着く。
大台辻から安心橋まで崖崩れのところが多い。ロープが張られているが雨天などのとき要注意。
空がどんより曇ってきたが、雨も降らず、予定通り14時30分前に大台ケ原ビジターセンターに着いた。
バスで途中下車。宮滝の中庄温泉に入り、ビールで乾杯し打ち上げた。

5月連休で大台からこちらに来るグループに5組ほど出会った。その都度いろいろ情報交換した。

原生林を行く豪快なルート、アルプスにはないアップダウンがしつこいほで出てくる、素晴らしいコースであった。時期を代えてまた挑戦して見たい。だが一旦コースに入ると途中で逃れるルートがない。元に戻るか大台まで行くかしかない。3日間天気でよかったが雨になればたいへんなところだ。大峰奥駆より難しいそうだ。
リックに付属するものは少なくしたい。倒木を潜ったり、狭い藪を通過の際あちこち引っかかり苦労した。




HOME

  inserted by FC2 system