大峰 大所山(百合ケ岳)   1345.8m
sanpo.no.595  19年4月19日(木)曇り一時晴れ 気温10℃ 

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[ 時計周りがおもしろい大所山は 季節はずれの銀世界だった ]

コース:三日市町7:00→8:40下多古林道終点8:52→9:06琵琶の滝分岐→9:22琵琶の滝→9:41琵琶の滝分岐→10:47女郎ケ岩→11:17山頂11:57→13:22下多古林道終点 

 国道169号線を南下、道の駅杉の湯川上を過ぎて下多古から右折、下多古の集落を抜けて林道に入る。途中美味しい水を飲んで、国道から10分ほどで林道終点のヘリポートが登山口である。いつもは林道脇を登るが、彦やんの提案で今日は逆コースの時計周りにスタート。ヘリポートの広場から西にとり、階段を登り杉林の中を行く。一旦、琵琶の滝をピストン。つり橋を渡り、崖に付けられた古階段を登ると、庵風の展望台がある。厳寒時には氷結する2段50mの滝はなかなかの迫力だ。
琵琶の滝

 琵琶の滝分岐に戻り杉林を登る。最初の内は緩やかだったが激しい登りのピークが3つあり、喘ぎ喘ぎの登り。


 ロープ場の尾根を登りきると女郎ケ岩らしきところに着く。 昨日降った雪が次第に多くなり、比較的暖かな朝で雪が溶けてボタボタ落ちてくる。雪の女郎ケ岩は5mほど、手がかりがなく先行した武やんに2mほどのスリングで引き上げてもらう。この岩を登るとシャクナゲの群生地が200mほど続く。
女郎ケ岩

 シャクナゲのジャングル帯を抜けるとブナやミズナラの落葉樹林帯。雪の世界が広がる緩やかなピークの大所山(百合ケ岳)山頂に着く。山頂は雪の中、結構寒い。濡れた手袋を交換する。写真を撮る。

季節はずれの雪姿の山頂
季節はずれの雪姿の山頂

 山頂では天気が次第によくなり、山上ケ岳方面が薄く展望できる。隣りは勝負塚山と思っていたが天狗岩らしい。地図からは手前の天狗岩が少し高いため。帰りは北に緩やかな稜線を下り架線場から東にとる。 大岩の上から美しい姿の白髭岳を展望休憩。杉林の九十九折れの道を下る。ヤマシャクヤクの群落のところを過ぎると、殆ど水のない斜滝である。夏場は藪となる下り道からヘリポートの広場が見え出し登山口に着く。

 いつも歩くコースの逆の時計周りだったが、こちらの方が断然おもしろい。激しい登りだが激下りは避けられる。激登り、シャクナゲのジャングル、急な岩場、白髭岳の展望など余韻に浸りながらゆっくりと下るのもよかろう。
吉野の槍ケ岳 白髭岳

 見た花 ユリワサビ、ミヤマカタバミ、ハシリドコロ、ニッコウネコノメソウ、クルマバナ、トウゴクサバノオ、エイザンスミレ、コチャルメルソウ、ヒナスミレ。
蕾はシャクナゲ、ヤマシャクヤク等。  

コチャルメルソウ


 


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