岩湧山 897m
 
sanpo.no.572  19年2月27日(火)晴 気温14℃ メンバー5

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東横谷→タツガ岩→金山谷→西横谷→ネバシ谷→ダイトレ→千石谷大滝→五つ辻→いわわきの道→行者の道→東横谷  

[ 早春の花を追う と同時に とっておきの岩湧アルプス「タツガ岩」を歩く ]


 前夜、メル友より「明日、岩湧山へ行くが都合はどう・・・」と。風邪でダウンしようやく回復したばかりだが、久しぶりの來友、よっしゃ行こう。聞けば霊仙山が天気が悪くこちらに変更のようだ。山楽倶楽部のメンバーのさかじんさん、ハム太郎、うらびと、サチさんと私の5名。
さかじんさん、ハム太郎さんは岩湧山は初めてだが、花を探し歩くので山頂は寄らない、ベストシーズンに来てもらうことでお願いした。
 岩湧といえばセリバオウレンやシロバナネコノメソウの花が目的。こんな早い時期に果たしてうまく咲いているだろうか。花がだめならせめてワイルドなコースを楽しんでもらおう。そんなことで横谷林道から入る。杉林の林床に、うまくセリバオウレンが咲き始めているのを見て、しばし撮影タイム。この白い小さな花は何度撮ってもうまく撮れない。
セリバオウレン うらびとさん撮影
林道から見たタツガ岩 右の転げ落ちそうな岩の塊に乗り記念撮影

 谷から尾根に出て今日のハイライト「タツガ岩」に向かう。展望がよくとても気持ちがよい岩場で、私のお気に入り。深く落ち込む岩尾根にはタイミングよく、コバノミツバツツジやアセビが咲き始め。うらびとさんも気に入ったのかタツガ岩を「岩湧アルプス」とよぶ。林道から見ると転げ落ちそうな岩の塊に乗り記念撮影。タツガ岩を巻いて藪を金山谷の流れまで下り、谷川を渡り、林道に這い上がる。

 西の方の横谷である。ここにもおびただしいセリバオウレンが咲き始め、またまた撮影タイム。

 ゴヨノ谷入口付近にはユキワリイチゲも咲きだす。ゴヨノ谷、始めの内は沢歩き、清流をあちら、こちらと渡り歩く。古いテープがあり道迷いの心配はない。花を付け始めたコショウノキが見つかる。初めて見る人はこれが「へーこれがコショウノキ」と珍しそう。香辛料のコショウとはちょっと違う。
 
谷から尾根までは厳しい登り、関電の鉄塔を追う。陽だまりで、サカキは咲き始め、近くのダンコウバイは間もなく開花しそうで、蕾がはじけて黄色く見え始めた。タムシバも今年はたくさんの蕾をつけている。急登をあえぎあえぎ登る友。こんな道を案内し悪いことをしたかな。こんど鈴鹿なんかを案内してもらうとき、カタキを討たれそう。
ユキワリイチゲ うらびとさん撮影
鉄塔75からダイトレを少し滝畑方面へ。途中から千石谷に向かう。今度は激下りである。
 
千石谷は日当たりよく暖かい。運良くシロバナネコノメソウ、ユキワリイチゲが咲き始めていた。その上、スズシロソウ、ヤマネコノメソウまでもボチボチ咲き始め、今年はいつもより2〜3週間早いようだ。

大滝あたりで、滝畑バス停に向かう仲間に別れて、五つ辻に向かう。
シロバナネコノメソウ

 小雨が少し降りだし薄暗い。三つ合から上の林道付近、H10台風の被害を受けた杉の木の伐採が始まっていた。また山崩れの工事があちこちなされ、美しい谷が急速に見苦しくなってきた。そのため千石谷は工事車が通いドロドロ。花の時期には終了して欲しいが、どうも今年は野草にとり災難の谷になりそうである。

 ところどころでフキノトウが花をつけ始めた。いつも見る場所ではアオイスミレも、ここのは紫色だ。いわわきの道から行者の道を下る。暗い中、フラッシュ撮影でタチネコノメソウ、ヨゴレネコノメの開花を確認。いつも早いコガネネコノメソウはいったいどうしたのだろうか。  



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