台高 修験業山〜三峰山 
1094m・1235m
sanpo.no.527 18年10月29日(日)晴れ時々曇り 気温18℃ メンバー42

コース:榛原駅8:30→9:40若宮八幡宮10:00→10:35堰堤→12:15修験業山12:45→14:00黒岩山→14:18涸谷山→15:05平倉峰15:15→15:35三峰山15:45→不動滝→16:40登山口16:55→18:00榛原駅


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 以前から登りたい山だった修験業山、例会山行で計画されたので早速申し込んだ。それも三峰山へ縦走するという、個人ではなかなか実現出来ない企画だ。登山口まで送ってくれ、下山口まで迎えに来てくれるという小型バスならではの小回りだ。
榛原からバスはR369号線で美杉村へ。途中の栂坂峠は今年新たなトンネルが完成して約30分ほど短縮、約1時間余りで登山口に着く。
登山口には修験業山を御神体とする川上(若宮)八幡宮がある。参道には石灯篭がずらっと並び、日本最古の若宮八幡宮の重みを感じる。大鳥居前の広い駐車場からは修験業山が望まれる。出発準備後、点呼がある。予想に反しての好天で昨夜からの雨も上がり暖かい。鳥居を潜り社務所横から林道に入る。
川を渡り山道に向かう。コケの生えた岩は滑り易く、多人数で渡渉に渋滞する。なぜか渡っても渋滞している。後ろの方ではなにも分からなかったが後で聞くとリーダーが川に転がり落ち、もう一人の女性も足を滑らし水でお尻を濡らしたようだ。幸い怪我もなく、よかった。
修験業谷の流に沿ってしばらく登ると堰堤になり小休止。まだ紅葉は始まったばかりだ。暑いので半そで姿になる。右岸の支尾根に乗ると急激な登り、ロープ、小枝や根っ子を掴んで苦しい登りが続く。
一旦ピークを過ぎると再び急登を繰り返し、右に明るい展望のよいところに出て修験業山が顔を現した。
左の樹間からは端正な容姿の栗の木岳が見え始めた。
 ブナの大木の茂る主稜線へ。冷たい風が気持ちがよい。ここからは東にとると栗の木山、西にとると修験業山。
西に向かい間もなく、川上八幡宮の奥宮が祭られている鳥居に着く。広場からは展望がよい。
主稜線は素晴らしい自然林に覆われているが紅葉は終わりに近い。

 
修験業山までは小ピークが2つある。山頂からは展望がきかないが、明るいなだらかな稜線で気持ちがよい。陽だまりの落ち葉の上で昼食。

写真 修験業山山頂
 
 次の黒岩山へは200mほど急降下してアップダウンを繰り返す。ところどころ華やかな紅葉が見られ、カメラを構える。

黒岩山の登りでは、そろそろ疲れか足取りが鈍り、登りになると列のスピードがガクンと落ちる。山頂手前の鞍部で止まってしまった。後ろまで点呼が聞こえないが、休憩のようである。
鞍部を登ると途中から、登って来たドッシリとした修験業山が見える。
黒岩山山頂も広い稜線にある。ここから三峰山にかけて冬場の樹氷が素晴らしいところのようだ。

写真 黒岩山山頂
次のピーク涸谷山(からたにやま)までは緩やかな登り下りで尾根も広く快適で、列のスピードも上がる。南の方の展望はは迷岳から池木屋山の稜線のようである。ところどころ沢から上がって来たと思われる赤テープがある。

写真 涸谷山山頂
平倉峰へはややきついアップダウンがあり疲れか足がつって来た方も見られる。この時期、エアーサロンパスで冷やすのはよくなく、張るカイロで温めるのがよいようだ。平倉峰から北方面は遮る樹林もなく、展望が素晴らしい。室生の山々が一望出来る。

写真 平倉峰
古光山の後ろに兜・鎧岳、隣りに倶留尊山、大洞山などが展望でき、山座同定に花が咲く。冬場の三峰山は樹氷見物で込み合うが、大展望が得られ、人の少ない平倉峰まで30分ほど足を伸ばしたいものだ。
この平倉峰まで来れば長い縦走も先が見え、夕闇のヘッドランプの世話にならずにすむ。ゆっくり展望を楽しむ。
 行く先に三峰山らしい山が見え始めるが手前のピークだった。手前のピークを越えて自然林の茂る笹原を行くと殆ど上りもなく三峰山山頂に着いた。いつもの樹氷コースだと急な上りが待っているが。1等3角点前で代わる代わる写真を撮った。ここからの展望は北西方面が見られるが平倉峰の展望には及ばない。

写真 三峰山山頂


 三峰山からは御岳が年に2〜3度見られるというポイントから避難小屋へ、ここから右に不動滝方面に杉林の急な下りを一気に下る。暗くなり始めた林道には、小型バスが2台乗り入れて待機していた。
 今日は鉄山や白髭岳をしのぐほどの苦しい急登を楽しんだ?後、奈良県と三重県の素晴らしい県境尾根を歩いた。 42名という大世帯だったが遅れるものもなく順調だった。さすが○ハイキングであちこち場数を踏んだ人が多い。周りは男女を問わず山行回数が私より断然多い人ばかりである。とにかく今年の思い出に残る山行だった。      


 

 

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