伊吹北尾根 
sanpo.no.503  18年9月10日(日) 雨一時曇り 気温20℃ メンバー7

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コース:大阪駅7:17→伊吹山P9:50→10:10静馬ケ原→10:40 1149ピーク→983ピーク→12:30御座峰12:53→13:18大禿山→13:58国見岳→15:10金岩の清水15:15→16:20寺元バス停→近鉄揖斐→大垣→大阪駅20:30頃


 花街道「伊吹北尾根」は2年振りである。あいにくスタートから雨が降り出し、ガスがでて展望もよくない。雨に濡れた足元は石ころだらけで滑り易い。「この天気では縦走は難しいので途中で引き返す」とリーダーの説明。悪条件にも道端には途切れることなく草花が咲いて飽きることはない。

最初の1149mピークより静馬ケ原 
カメラ撮影はしばらく雨のため止め、リーダーの説明に聞き入る。クルマバナはいつも低山で見るのと違い鮮やかな色をして目を奪う。

写真 クルマバナ
霧の中を行くメンバー

御座峰 1070m
大禿山 1083m
国見岳 1126m



  トモエシオガマ、サラシナショウマ、イワアカバナ、タムラソウ、エゾフウロ、ハクサンフウロ、クサボタン等が延々と続く。ここは伊吹山本邦より200mも低いため秋の訪れは1~2週間ほど遅れるようである。そういえばイブキトリカブトはまだ花が開いていない。リンドウの花もまったく見られない。岩場ではヒメフウロが多い。

写真 ヒメフウロ




 昼前から雨が降ったり止んだりの状態で、幾分持ち直し当初予定通り縦走することになった。静馬ケ原から大きなピークが5つもあり、1時間から30分間隔でピークになるので結構疲れる。2年前、真夏の時バテた仲間がいて、16時30分のバスに2時間も乗り遅れたのを思い出す。家へ帰ったのが24時近くだった。そんなこともありやや早いペースで進む。高度が下がると植生も一変して来る。オオカニコウモリ、クルマバハグマが咲き始めていた。アケボノシュスランが満開だった。

写真 アケボノシュスラン


 最後のピークのKDDのアンテナが撤去されて山がすっきりした。急激な下りになって、途中、草をかき分け教如上人の鉈ケ岩屋にも立ち寄った。林道に降り立ち「金岩の清水」を腹一杯飲む。アルプスの雪融け水のように冷たくて美味しい。ここより寺元バス停まで1時間の林道歩きとなる。ツリフネソウやヤマジノホトトギス、ツルニンジン等を見ながらバス停に向かう。
悪天候の中、長い距離を歩いた達成感と、多くの花達に会えた満足感に浸りながらバスに乗り込む。



その他見た花

アキチョウジ バライチゴ
ゴマギ ハクサンフウロ
ヒナノウスツボ ホツツジ
クルマバハグマ クサボタン
クサフジ メマツヨイグサ
ミツバベンケイソウ ミヤマママコナ
ナンテンハギ オクモミジハグマ
サラシナショウマ シデシャジン
シオガマギク タムラソウ
ツリガネニンジン ソバナ
テンニンソウ ハクサンフウロ
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