大峰 天和山・滝山1284.7m・1140.4m 

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sanpo.no.486   18年7月22日 (土) 晴れ 気温30℃ メンバー3    
コース:9:10天川和田→10:30 1183mピーク→11:30天和山12:20→12:501183mピーク→13:45滝山14:10→15:40天川和田

赤線は今日歩いたルート
黄緑線は当初予定していた帰りの計画線

モノレールは起点〜分岐上まで続いている。

分岐から黄緑線のルートは不明。
作業道は尾根伝いにあるようだ。


 1週間ぶりの晴れ間で蒸し暑い。天川和田発電所の天和橋を渡り、下山口のモノレール起点近くまで15分ほど偵察。帰りの降り口を探す。古い道らしき跡はあるが藪山で谷にかかる橋は朽ちて渡れそうもない。前来た時はモノレール起点から天ノ川を渡渉して天川和田に戻ったが大雨で増水していて今日は難しい。天ノ川を渡れないとなると1周は無理で登った道を戻らなければならない。


天和橋を渡りスタート

唐笠山 オオキヌタソウ

天和橋まで引きかえし天和山への杉山を登る。急登の山道は関電鉄塔に沿うように尾根伝いにある。4つ目の鉄塔31は見晴らしがよく一息入れる。2人連れが追いついて来た。天和山だけ登るようである。

鉄塔31から和田地区と天狗倉山方面 鉄塔31から天和山

再び杉山になり更に苦しい登りとなる。10日ほど山歩きをしていないので体が鈍り尚つらい。つま先上がりの直登である。やっとピーク1183mに着いた。ここは滝山方面の分岐となる。

ピーク1183m

先に天和山に向かう。尾根道は冷たい風が吹き上げ心地よい。鉄塔を越え川瀬峠を過ぎる。川瀬峠を横切る山道が廃道となり、今では名ばかりとなっている。幾つかのアップダウンがあり、笹の茂る天和山に到着した。山頂は展望は殆どないがすぐ下の笹原に出ると釈迦ケ岳、弥山、八経などの大展望が見られた。大峰の中では天和山は低い山であるが大峰の展望台としては1級品である。

天和山山頂 1284.7m


正面 明星岳
弥山・八経

中央右のピークは
釈迦ケ岳



伐採地から見た滝山


大展望を楽しんだ後、ピーク1183mに戻り滝山に向かう。ここは比較的楽な山道だったが、最後の登りはきつい。小尾根のピークが滝山である。山頂からは展望もよく大峰の釈迦ケ岳、弥山、八経等が見渡せる。山頂でシコクママコナが咲き始めていた。

シロテンマ シコクママコナ




滝山から行者還岳方面
手前のピークは天和山


滝山から高野辻方面 白いのは林道 滝山から唐笠山


 滝山から引きかえすか、このまま和田に向けて下るか相談し、モノレールが分かれているところまで下ることになった。10分ほどでモノレールが2つに分かれて下っていた。右の方のモノレール沿い、比較的新しい赤テープが続いていたので右へ下ることとなった。 始めの計画と違うが左の方は踏み跡も、赤いテープもない。1時間余りモノレールに捉りながら急な坂道を下る。とてもモノレールがなければ下れないほど急であった。だが川を渡れるかどうか心配である。今朝方登り始めに見た天和橋に通じる山道をうまくいければいいが。赤テープは途中で消えてしまった。

 モノレール終点は去年見たとおり、荒れ放題で長い間使っていないようである。ただ新しい小屋がありホッとした。新たに天ノ川に落ち込む谷川に丸太が修復されていた。この分なら渡れると思ったがダメだった。天ノ川を渡渉するルートに木の丸太が濁流に洗われており、飛び石も水の中だ。去年は渡渉したがとても渡れない。川の上流に歩き、道跡らしきところをなんとか探し、川に落ち込む谷川にかかる古い朽ちた丸太を3箇所通過し、ようやく今朝来て見覚えのある丸太橋に辿り着いた。やれやれホッとした瞬間だ。天和橋のたもとの水場で顔を洗い体を拭いた。なんとか1周できてよかった。増水しても戻れるルートがあった。今後の為に丸太橋の修理と赤テープの目印が必要だろう。

腐った丸太橋 天和橋のたもと 登山口と下山口





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