熊野古道  大辺地  

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sanpo.no.476   18年6月17日〜18日 (土、日) 雨 気温25℃   メンバー23 
コース:上本町駅→口ケ谷橋→安居の渡し場跡→仏坂茶屋跡→地主社→周参見王子神社→歴史民族資料館→宿。
宿→大串の浜→馬転坂→タオの坂→和深川王子神社→丸山の掘割→長井坂→茶屋の段→見老津駅→難波


 2日とも雨の熊野古道だった。第1日目は日置川沿いの山道を伝い安居(あご)の渡し場跡へ。山道は川の上にある崖のようなところを登り降りし、1.2kmほど続く。暗い樹林下にはヤマアイが多い。安居の渡し場跡からは仏坂を登り仏坂茶屋跡・地主社からすさみ町へ下る。仏坂は植林下でミョウガに似た常緑のハナミョウガの株が多い。ガガイモ科のイヨカズラとシタキソウを始めて見た。

 2日間歩いて見て。今でも大変なところだった。交通の便の悪い昔、人々はさぞや難儀をしたことだろう。



日置川の安居(あご)の渡し場跡
向こう岸からこちらまで船で渡る。
雨でカッパを着込んだ人は汗だくになった。
かつら松跡
仏坂茶屋跡

江戸時代には、紀州藩士や、三宝院門主などが
大辺地を通行する際、高い峠の上に接待する茶
屋が臨時に設けられた。ここも多分そうした場所
であったが、明治期に人々の通行が多くなって
常設の茶屋が開かれ昭和11年頃まであった。
ラン科 ツチアケビ ムラサキ科 オオルリソウ
ガガイモ科 イヨカズラ
海岸近くに生える多年草。茎はつる性になる
こともある。 クサタチバナかとも思いましたが
イヨカズラの終期の花のようです。
ガガイモ科 シタキソウ
暖地の海岸近くに生えるつる性の多年草。



周参見王子神社
歴史民族資料館を見学



 第2日目も雨の中。大串の浜から建設会社の裏を通って馬転び坂へ。ササや、シダが生い茂り藪状態の坂道を登る。時々赤いテープがつけられている。和深川王子神社では地元の方が説明してくれた。
長井坂は海岸の上にあり、見晴らしが素晴らしいとの事だったが霧がでて殆ど見えなかった。


周参見海岸 和深川王子神社の周辺
和深川王子神社 マキ科 ナギ
和深川王子神社にて
「葉を財布に入れておくとうまく別れられる」?
葉の付き方が分かれているから。
地元の方の説明
長井坂からの海岸風景
アジサイを撮っていると特急が通りかかった。 坂道を行く
清流のそばも通る 長井坂の登り口
トウダイグサ科 アカメガシワ クワ科 イヌビワ
キブシ科 キブシの実 シソ科 コバノタツナミ
アカネ科 クチナシ 山中に自然ものがあった。 タデ科 ママコノシリヌグイ
マメ科 ミヤコグサ マキ科 ナギの実 花も今頃
古い石畳 完全な形で残っていた。 バラ科 オオフユイチゴの実
フユイチゴより大きな実だった。
食べてみると大味だった。
キョウチクトウ科 テイカカズラ モチノキ科 クロガネモチ


こんな風景もありました。

帰りに「いこいの村和歌山」で汗を流した。帰りになって天気がよくなり晴れてきた。どうも皆様お疲れさまでした。




                                     

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