大阪南部金剛山 1125m   

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sanpo.no.474   18年6月13日 (火)晴れ 気温26℃   メンバー2 
コース:8:40石筆橋→9:55石ブテ東谷→10:35マル滝→11:30六道ノ辻→11:40大日岳12:25→12:35国見城跡→13:00セト→14:05石筆橋

 石ブテ東谷は地図には登山道が載っていない、金剛山の秘境との噂で前から気になっていた。ここは近場でもあり是非押さえておきたい所でもある。
8:40 国道309号線水越トンネル手前から旧国道に入り、すぐ公衆トイレがあり近くに駐車。この付近は金剛山と大和葛城山の登山口で、土、日には駐車が多い。石筆橋を渡り林道終点まで15分ほど、鉄板の橋を渡り川に沿って山腹を巻き10分ほどで谷川に入る。

長靴でジャブジャブと行くと足が冷えて気持ちが良い。 付近は新緑が茂り、薄暗い谷であるがオカタツナミソウやサワギクの花がちらほら。オタカラコウ、イヌショウマ、フタバアオイ、フタリシズカの株が多い。

写真はシソ科 オカタツナミソウ
9:20 左手に1つ目の滝。 滝横を登れば、勘助屋敷の道で沢登。 尾根に進めば中尾の背の道になる。 ここの分岐では本流の右の谷へ。マル滝ルートの表示がある。ケルンに1つ石を積む。トリカブトやフタバアオイ、イワタバコが多くなる。カワチスズシロソウらしき株。いよいよこの谷の核心部へ。薄暗い谷だが清らかな流れで気持ちがよい。
2つ目の滝。
高さ10mぐらい。写真では迫力に欠けるが、この滝でもどこから登ろうか探して見るのである。
10:00 この滝は右を巻くのかな、左を巻くのかなと滝を見上げ、足跡、ロープなどを目印に慎重に進む。次々と平滝など5つ目の滝を巻いて登ると谷が分かれる。テープに従い本流の左の沢へ。
10:20 9つ目の滝。「下のマル滝」水量は少ない。
10:35 10個目の滝、「上のマル滝」である。右から垂直に近い壁を巻いてロープがある。これまでの滝はたいした事はなかったが、この谷最大の難所。 高さ20mぐらいを1人づつ慎重に登る。滝の上で水量は少なくなったので水を補給する。
10:55 水枯れる。V字型に切れ込んだザレ場の急斜面を登る。ロープも適当につけられている。ザレ場を越えれば緑の斜面。エンレイソウ、サラシナショウマ、イヌショウマが多い。 一旦緩やかになった谷からまたササの急斜面になり間もなく上方が明るくなり、太尾からの取り付け道に到着した。
ゴマノハグサ科 

ミゾホウズキ
11:40 石ブテ尾根に合流し、六道の辻から最後にササ原の急登から大日岳1094mに到着した。12:25まで昼飯。
バラ科

カマツカ
バラ科 

コゴメウツギ
12:35 国見城跡。青崩道を下る。
イナモリソウ

13:00 セト。大規模なイナモリソウの群生地がある。10日ほど後が見頃だろう。
14:05 青崩、石筆橋に帰着。


金剛山でもこんな素晴らしい谷があった。出会う人もなく静かな沢歩きができる。写真で見るよりはるかに険しいです。約2kmの行程ですが鈍足で3時間かかってます。やや上級者向き。

                                      

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