大峰七面山 1624m     

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sanpo.no.460   18年5月21日 (日)晴れ 気温18℃   メンバー3  
コース:5:50林道車止めゲート→7:00登山口→7:34七面尾の鞍部7:42→7:50 1397mP→8:50七面山西峰→9:27槍ノ尾ノ頭→9:50アケボノ平10:30→10:47西峰→11:50七面山東峰→11:25西峰11:38→12:25 1397P→12:55登山口→13:50林道車止めゲート 


 昨夜は川の水の音と時々風がテントを揺する音で何回も目が覚めた。外を眺めると満天の星空が明日の快晴を約束していた。 薄暗い4時に起床、準備をすませて車で10分ほどの林道車止めゲートに移動した。登山口までの林道は落石で車が通行できない。往復2時間余計にかかる。前夜泊にしたのが正解だった。


写真は林道が川を渡り、車止めがしてあった。
 
   
ウスギヨウラク ガクウツギ

 林道は九十九折れを過ぎて少し下りになり、右へ上がる林道と分岐する。昨夜のテント場で一緒だった4人組が右へ進んだが、直行した。7分ほどで前面に大きく明星ガ岳が見える七面山登山口に到着した。



 植林帯のジグザグの急登が続き汗だくになる。白いヤマシャクヤクの蕾みが膨らんでいた。午後なら蕾みは開いているかも知れない。帰りに撮ろうということになった。30分ほど登り植林帯が途切れ、笹原と雑木の尾根になった。緩やかな下りの後、七面尾の鞍部になる。アケボノツツジがあたりを飾るがシャクナゲの蕾みは硬い。ヤマヒルが降ってきて手足、首にスプレーをする。


 アケボノツツジ(別名 ベニヤシオ)


 アケボノツツジ(別名 ベニヤシオ)



 ブナ林の緩やかな尾根の後、木の根や露岩に掴まっての急登になる。コミヤマカタバミがたくさん咲いていた。

コミヤマカタバミ 花の中央部分の黄色い斑点が特徴。
 アケボノツツジも見頃で辺りをかざる。名残のバイカオウレンも一輪。肝心のシャクナゲは蕾みばかり。2つほどコブを越えシャクナゲ林を過ぎると七面山西峰直下の鞍部に着く。ミヤコザサの急斜面からこれから行くアケボノ平や槍ノ尾が眺められる。あえぎあえぎながら登り詰めると展望のよい西峰に到着した。

 
 西峰から進路を西にとりアケボノ平に下る。短いミヤコザサのジュウタンの中にはワチガイソウやタチツボスミレが咲いていた。オシベが5本のミツバツツジも見つかった。アケボノ平からは正面に釈迦ケ岳、孔雀岳、仏生ケ岳の大展望で、しばし時のたつのも忘れ絶景に見入る。



左から仏生ケ岳、孔雀岳、右に釈迦ケ岳


槍ノ尾ノ頭に向かう



   
ワチガイソウ ミツバツツジ オシベが5本


 更に西にゆるやかな登りになり、ブッシュとシャクナゲの間をくぐり三角点のある槍ノ尾ノ頭に到着した。
山頂からの展望はあまりよくない。名前入りの記念の山名板をとりつけた。
日だまりでは先駈けのシャクナゲが咲いていた。本格的な開花は一週間先だろう。





左 七面山東峰の絶壁と仏生ケ岳
 


 再びアケボノ平に戻り展望を楽しみながら昼食。アケボノ平から見る七面山東峰の絶壁は凄い。今朝方の4人組みが追いついてきた。一つ手前の尾根を上がってきたようである。

 西峰に戻りリックを置いて、東峰へ鎖を掴んで下りまた上り返す。正面にはいつもの山姿とは違った釈迦ケ岳が見える。カメラの望遠で見ると釈迦如来像と分かる。




クロウメモドキ科 オオクマヤナギ

花は7〜8月に咲き、果実は翌年の夏に熟す。


 来た道を引き返す。途中たくさんのグループが登ってきた。同じハイキングクラブのOさんも4人で登ってきた。朝方のヤマシャクヤクは期待どうり少し開いていた。

 七面山は山奥深いが天候に恵まれて、大展望とブナの新緑、アケボノツツジやヤマシャクヤクなど花も多く素晴らしい山だった。    


                                                                                                                                                                                                                                                                            

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