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ダイトレを歩く第4回 金剛南尾根縦走       

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sanpo.no.436   18年3月24日(金)  晴れ 10℃   メンバー 5
コース:ロープウエイバス停→久留野峠→中葛城山→高谷山→千早峠→神福山→行者杉→タンポ山→西ノ行者→山ノ神→南海紀見峠駅


 今回のコースは金剛山から紀見峠まで、途中でいくつもの登山道が合流する背骨のようなコース。距離は長いが下りが殆どで楽である。
 
 最初の中葛城山まではきつい登り。草花でもあれば気もまぎれるがまだこの時期でなにもなく、ニワトコの芽がやっと芽生えたところである。熊笹に覆われた中葛城山からの眺望はよく、大峰山脈が一望できる。20分ほど植林帯と雑木帯の間を辿り、三角点を探したが見当らなかった。赤いテープがずっと続いていたが山の下に向かっていた。    

中葛城山937.7m


標高935mの高谷山を通過。


千早峠 に到着。

千早峠と天誅組の古い看板が大阪府により建てられています。

「千早峠は奈良県五条と大阪府南河内地方を結ぶ最短コースとして昔より交通、軍事上の要地となっていました。
歴史上においても幕末のころ(文久3年3月)天誅組が観心寺よりこの峠を越えて五条代官所へ討ち入ったことは有名です。
天誅組は幕府を倒して天皇を迎えるため大楠公の遺志を受け継いだ河内と京都勢の総勢50余名が奈良五条の代官を血祭りにあげ天皇の大和行幸を機会に親政を実現しようとしたが公武合体の政変のためかえって逆賊の汚名をきせられ苦戦40日血潮を南大和に染めて散ったものです。」


神福山の山頂は道からそれて5分ほど登ったところで、ここにも祠がある。
高天佐太雄神(たかまさたおおかみ)を祀っている。
写真の高天佐太雄神の山頂広場で、かっては奈良県大沢町の守護神で雨乞いなどが行われた地と言われますが、今は訪れる人もないのかひっそりとたたずんでいました。

神福山、標高792m


行者杉に到着

金剛山山頂からのほぼ中間地点。大阪、奈良、和歌山の3府県の境になっているそうだ。立派な祠があり役の行者が祭られ、脇には5.6人入れるとたん屋根の休憩所がある。


杉尾峠からタンポ山までは自然林の快適な山道でショジョウバカマの一大群生地がある。
2週間ほどすれば満開になるだろう。


タンポ山 763.1m   
写真の標高は間違っているようである。 
ここには2等三角点がある。 


西ノ行者 前の写真を使用 西ノ行者堂に参拝  前の写真を使用
今も大切にされているのか正月にはお餅が供えられていた。


山ノ神 450m 近くに小さな祠があり参拝



 山ノ神で一旦林道に出るがすぐまた植林帯、雑木帯を過ぎ、柿畑の中を通る。金剛南尾根縦走コース方面を記す道標から左折し紀伊見峠宿場跡を通り、旧国道を横切り雑木林、オカメザサの急な山道を下り民家の間を1kmほど行く。畑の畦にはノジスミレ、タチツボスミレ、シロバナタンポポ、オオイヌノフグリが咲いていた。
三石台の新興住宅地の脇を通過し国民宿舎紀伊見荘の前を下ると間もなく紀見峠の駅に到着した。


ノジスミレ シロバナタンポポ
側弁基部無毛。葉はへら形で翼は殆どない。全体にビロード状の毛がある。 西日本の人家のそばにはふつうに生える。
四国や九州では白花しかないところがある。



さて次回はいよいよ岩湧山である。岩湧山は26日に山焼きと聞く。花の多い4月下旬に案内したい。







 

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