高野の山 高野三山・弁天岳 

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sanpo.no.419   18年2月17日(金)  曇り 2℃   メンバー14名 
コース:高野山駅→バス大門→弁天岳→転軸山→楊柳山→摩尼山→奥の院→バス高野山駅



 9時40分に高野山駅に集合ですが、30分ほど早く着いた時は遠くの京都組の方が早く来ていた。駅は平日の冬とあり、夏とは違って静かなもの。大門行きのバスに乗り込んでも貸切状態。スタート地点の大門は霧に覆われている。今日は弁天岳から女人道を通り、高野三山を巡るコース。
 朱色の鳥居をいくつも潜って、緩やかな登りから尾根になると間もなく最初の山の弁天岳です。山頂からは晴れていると橋本市街や紀ノ川、南葛城山から泉南の山々が見渡せますが今日は曇り空で見えません。
弁天岳山頂 984m
 ここから東に下って不動坂口です。高野に入る道は、7つあったそうで、高野七口といわれました。 この七口を結ぶ道より中は女人禁制でした。 七口にはそれぞれ女人堂が建てられて、女性がここから街を夫を偲んだといわれます。 現存する女人堂はこの不動坂口の一つだけです。
唯一残る女人堂


 不動坂口から更に東に進み、山肌をしばらく進み一旦街に出、黒川口から転軸山に向かいます。小雨になったので途中の東屋で昼食。再び転軸山を目指す。植栽されたシャクナゲやシロヤシオの道を通って山頂です。期待していた雪のかけらもありません。
Hさんよりコンパスの使い方を教わる。長い間磁石を持っていたが恥ずかしながら今日まで知らなかった。教えて貰ったようにすると自分の進行方向がよく分かり納得。
転軸山が垣間見える 転軸山山頂 910m
 転軸山を下って子継峠へ。ここで道は雪池山に行く道と分かれます。
 進路を東に急な登りになり、2つのピークを越えて3つ目が楊柳山です。祠にお参りし、祠の裏の三角点にタッチ。東摩尼山の祠を通り摩尼山に向かいます。

楊柳山山頂 1008m


 摩尼山直下も短い急登です。コケの仲間のカサゴケや珍しいコウヤノマンネンゴケがあり撮影タイム。摩尼山山頂はブナの巨木がありここにも古い祠があります。

カサゴケ 日本のコケの中では一番美しいと
言われる

コウヤノマンネンゴケ 高野の名を冠するこのコケは珍しくなりました。

陣ケ峰をバックに高野町 摩尼山山頂 1004m


 摩尼山から急な下りとなりしばらく行くと、三山入口と書かれたプレートが見えてきます。いつもとは違う逆コース歩きのようです。間もなく奥の院到着です。

 奥の院を散策しました。 一番奥へ進んで弘法大師廟へ。 ここからは脱帽、撮影禁止です。杉の大木の下に古い大きなご廟、絶え間ない僧侶の祈りやお線香の煙りに荘厳な雰囲気が漂います。 車内広告で見る「聖域に運ぶ朝食の不思議」は毎朝6時に1人の僧の後に2人のおともが、白木の箱に入れた朝食を担いでご廟にお供えにいく様子です。 「生身供」という毎朝の行事です。弘法大師が永遠の禅定に入り仏の世界で生き続けるといわれます。

 ここの参道は以前は砂利道だったが、今は敷石に変わっていますがこの敷石は大阪市電で使っていたようです。 宇宙ロケット、しろ蟻、犬や企業の墓地が続きます。 高さ50mの杉の大木や古い徳川家の墓(重要文化財)などが延々と続き 圧倒されます。
今日の最後はいつもとは違った荘厳な雰囲気を味わいました。Nリーダー始め、皆さんお疲れさまでした。


 


 
 


  

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