吉野 烏ノ塒屋山・竜門岳  659m ・904m

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sanpo.no.412   18年2月2日(金)  曇り 8℃   メンバー4名 
コース:9:15恋の谷出合P→9:32鉄塔84→10:00烏ノ塢山10:15→11:27ピーク673m11:50→13:10竜門岳13:15→14:25山口貯水場横P置車




 年末、室生の高峰山の下りで見た、端正な姿が印象的な烏ノ塒屋山から、竜門岳に向かった。まず竜門岳からの下りの山口貯水場Pに置車し、別な車で烏ノ塢山登山口の恋の谷出合Pに移動し駐車。





林道歩きからスタート。
ロマンチックな名前の恋の滝分岐を右に見送り、しばらく行くと廃屋が2軒、お墓もあり、きれいに掃除し祀られている。お墓の前の道は左道に分岐するが真直ぐにとる。
 林道は舗装道から泥道にかわり急な登り、雨上がりの急斜面は滑りやすい。枯れた雑草の種がズボンやシャツに着く。∧字型の谷になり、鹿避けネットが現れる。鹿避けネットの周りを、尾根伝いに登り稜線に出ると右下からのルートに合流する。
 鹿避けネット伝いの急登ルートは、聞きしに勝るイバラの道。ノイバラ、ニガイチゴ等がずっと続き衣類に引っかかる。
鉄塔84からは室生の山々が見渡せるようだが曇り空でもう一つ。
 再び急登が続いて八咫烏(やたがらす) 伝説の山、烏ノ塒屋山(からすのとややま)に到着する。この山は低山ながらどこから見てもピラミダルに見えるが、実際に来てみて、山頂からどの方角からも∧字型の地形になっている。山頂は赤い木の山名板と石塔、少し離れたところに三角点がある。リーダーが云うとおり「たまに来て草刈をしてやらないと」とかなり荒れていた。
鹿避けネットの向こうに今登った烏ノ塒屋山(からすのとややま)が見える。
小休止後再び竜門岳に向かう。ここからの道は荒れはてて倒木が多く、木の下を潜り、跨ぐアスレチックコースで道も分かり難い。尾根道は倒木で何箇所か阻まれて迂回する
鉄塔88
 673mピークの登りもきつい。ここには4等三角点があり、中竜門岳と小さく書かれていたが、山名はあやしい。ここの分岐は要注意。左折して竜門岳に向かう。竜門岳から来た場合右折し烏ノ塒屋山に向かう。

 ルート手前に激登りがある。
ルートに出る。ここまで来ると道もはっきりする。
今登って来た道と柳地区への道、龍門岳への道、三津への道の案内板。
竜門岳に到着する。
ほんの少しの残雪と、今朝方の霧氷が少し残っていた。頂上には1等三角点と祠と桜の古木がある。展望は金剛山方面だけが見えるようだが今日は見えなかった。ここからは大峠から三つ峠に行く道とこれから下る山口神社への道とに分かれる。
 頂上からは笹の茂る尾根を下る。
谷間の流が始まり、「第一の滝」、「久米千人穴居跡」「竜門の滝」が見えてくる。
道案内に同行したMさん、「10年前に記した毛糸の紐が杉の木にまだ残っている」とは驚きだった。
竜門の滝には「酒呑みに語らんかかる滝の花」の芭蕉の句碑があるようだ
。また龍門寺跡などの古跡があり、間もなく貯水槽横にデポした車に到着した。
ウラボシ科 クリハラン 林道で

 

 山口神社脇には、羽子板の羽の玉となる、ムクロジの実が黄色く熟していたのが印象的だった。 
今日はイバラの藪歩きと倒木の林と急登を楽しんだ。また標識も少なく一人では不安な道だと思う。
メンバーの皆さん有難うございました。
   




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