裏六甲・六甲山最高峰
HOME
噂の氷結の滝を見たいと思っていたところ、いろりのメンバーに加えて貰い、今日実現した。案内人は裏六甲の主のNさん、裏六甲の隅々まで知り尽くしている。そしてMさんはなんと今冬3度目の滝見山行のようである。 ケーブル乗り場からの林道を離れ、砂防ダムの堰堤を巻きながら遡行。
紅葉谷出合 | 紅葉谷出合の案内板 |
広々とした紅葉谷出合から右にとると、いきなり氷の殿堂が表れた。七曲滝だ。素晴らしい自然の造形美にしばし酔いしれた。 |
一旦紅葉谷出合に戻り、今度は熟練者コースと書かれた白石谷に入り、百間滝に向かう。ゴルジュの岩の廊下を気を使いながら過ぎると、谷の突き当たりには堂々とした落差約35mの百間滝が氷着いていた。 | 滝下で1人がカメラを構えている。一緒に写し込めば滝の大きさが分かるだろう。 |
今度は岩の廊下を避けて高巻きして戻り、白石谷へ笹を掻き分け向かう。足元は氷つき積雪で滑りやすい。なのに2000人参加の六甲全山縦走で1位だったレオさんはノーアイゼンなのだ。我々が岩を巻いている間にもカモシカの如く軽々と歩む。
白石滝の下で弁当を広げる。Nさんが餅を焼いてくれる、そういえば15日は鏡開きの日だ。試して見たかった雪見焼酎の味も格別だが、熱いお湯割りもよい。Mさんからブランデーを注いで貰った熱いコーヒーもよい。 |
よい気分になって午後のスタート。なんと、ここの滝横のガレバの崖をよじ登るという。白石谷の幾つかのガレバの急登や藪をこぎ、有馬から六甲山への魚屋道に合流しヤレヤレ。ここまでは相当鍛えられ汗だくになったが、心地よい疲れに満足感を覚えた。期待した樹氷は全く見られなかった。木に積もった雪は溶け、道路に積もった雪も年末にここで見たものより少なくなった。
急登り | 魚屋道に合流 |
六甲全山縦走で1位のレオさんが、六甲山上の1等3角点を案内してくれた。米軍より返還を受け本来の1等3角点が見れるようになったとのはつい最近のことという。国土庁の調査員が寒い中GPSで信号を捕らえて調査していた。 写真は六甲最高峰にて |
帰りは魚屋道の隣の尾根、瑞宝寺谷西尾根を下った。この尾根は雑木帯で、赤松やコメツツジ等のツツジの種類が多く春の山を飾るという。急な下りと痩せ尾根、道しるべがなく迷い易いようで玄人好みのような山道で、なかなか面白い。
瑞宝寺谷西尾根 | 瑞宝寺谷西尾根 |
太鼓滝 | 山歩きの最後の出口は瑞宝寺公園 |