紀州 龍門山・飯盛山 755m・746m

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sanpo.no.395 メンバー 2名  17年12月29日(木) 快晴 6℃
コース:6:55三日市町→7:55紀ノ川・東出堰堤→8:55一本松→9:05中央登山口9:10→9:50明神岩→10:12龍門山10:27→10:50田代峠→11:07 687mピーク→662mピーク4等三角点→11:50桂峠→12:25飯盛山13:15→13:45桂峠→14:25畑道→15:10紀ノ川・東出堰堤




 今年納めの山は龍門山に行き、姿の良い山として気になっていた飯盛山。紀ノ川・東出堰堤に車を置き龍門山から飯盛山を一周するコースに挑んだ。紀ノ川堤防から細い田舎道に入り、JR粉河駅から登るコースに合流。約1時間で一本松登山口へ。 JR粉河駅からは70分を要することを思えば10分ほど短縮できた。中央登山口で一服。青空の下、眼下に広がる紀ノ川市は箱庭のように美しい。


 
 

 スタートして40分ぐらいで明神岩。前日の残雪が薄く残り、岩の上の水溜りが凍りついていた。特産のキイシモツケはすっかり葉を落とし、あたりにはカマツカやムラサキシキブの実が僅かに残る。ここからしばらく登ると緩やかな登りとなり勝神からのコースと合流する。





 10分ほどで龍門山山頂到着。西の方には白い船の浮かぶ紀伊水道から淡路島が見える。北には紀泉の山々、東北(写真右)には金剛山や岩湧山が展望できた。

 和歌山県の天然記念物の磁石岩を通り、田代峠へ。田代峠からは藪山のコースという飯盛山へ向かう。藪山と言っても、ものの20mほどが藪で、後ははっきりしたコース。ところどころたくさんのテープや標識がついていたので道に迷う事はない。

 最初の687mピークまではきつい登りであるが飯盛山手前まではゆるやかな尾根道コース。4等三角点からは左手は植林帯となり展望はよくない。

桂峠 飯盛山・桂峠分岐




古城跡の空掘り



 
 桂峠を過ぎて送電線が頭上を横切る峠からは飯盛山への急な登りとなる。道は直線の登りで歩きづらい。すり鉢状の急な斜面。幾つかのニセピークを踏み、古城跡の空掘りを超えて飯盛山山頂に到着。

 山城であった飯盛城は南朝、北朝の争いの楠木正成や、後の高野攻めの織田信長の時代によく登場するようである。

 山頂はL字型の空掘りに囲まれた小高い丘の上にあり、昔は見晴らしがよかっただろうが現在は周囲の森で見晴らしは悪い。  


 昼食後、地図を広げて駐車した紀ノ川・東出堰堤に下る最短コースを探す。軍見峠まで行かず桂峠に戻りそこから下るコースを選ぶ。山道はほとんど人が歩いていないがところどころ道標がある。和歌山県の天然記念物の見事な雌桂や200m先の雄桂を見学し、1時間ほどでみかん畑のある畑道に到着する。

桂雌株 桂雄株



 林道は眼下に美しい紀ノ川の流を見、段々畑のみかんや柿畑が続く。荒れ放題のみかん園もあり、たくさんのみかんが放置されており一つ頂くと意外と美味しい。畑道は無数に枝分かれしているが下へ下へと下り、ぴったりの紀ノ川・東出堰堤に到着した。




紀ノ川・東出堰堤に駐車。旧県道沿い。
ここの堰堤下はたくさんの魚が集まり
アユ魚のシーズンは禁釣区となる。
また夏は上の水面で水上バイクが走り回る。




 




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